映画『マンマ・ミーア!』

マンマ・ミーア

東京・汐留、「電通四季劇場〔海〕」の柿(こけら)落とし公演、『マンマ・ミーア!』を見たのは、 6年前のちょうど同じ頃。
あの時の感激を今一度求めていたわけではありませんが、映画化されたということで、早速観てきました。
舞台の生演奏にはかないませんが、映像はとてもきれいで、素敵な作品でした。きわめて脳天気なストーリーですので、詳細にはこだわらずに、ただひたすら明るく楽しめる作品です。
ABBA のアルバムをとことん聴き倒して育ってきたボクには、ホント、つぎつぎ飛び出してくる曲の数々がどれも懐かしく、それだけでも十分満足です。

それにも増して、メリル・ストリープの若さと貫禄、歌唱力には驚きでした。
『クレイマー・クレイマー』 (1979)や『ソフィーの選択』 (1982)以来、好きな女優のひとりですが、『永遠に美しく…』 (1992)でのコメディーの演技に驚かされ、改めてすごい女優だと思っていたのですが、60歳直前の今作では本格的に踊って歌うというまた新しい一面を見ることができました。
…というか、見せつけられるという感に近いですね。
劇団四季の公演での保坂知寿(ほさかちず)の演技も良かったのですが、メリル・ストリープの存在感はまた別格。
ABBAの二人の女性の澄んで力強い歌声のイメージを損なわない、メリル・ストリープの歌声。これだけでも、この映画を見に行く価値はあると思います。

しかし、それだけではないのが、この映画。
ピアース・ブロスナンが歌う『SOS』も、意外性たっぷりで良かったですね。
ピアース・ブロスナンですよ、ジェームス・ボンドが歌をうたっちゃうんですからね。
しかも、ABBAの歌声のため女性の気持ちを歌った曲だと思っていた『SOS』が、男性の気持ちとして歌われて…。
コリン・ファースがギターをつま弾きながら歌う『Our Last Summer』もなかなか良かったです。

ABBAファンには、ビヨルンベニーのふたりがひょっこりとカメオ出演しているのもうれしところで、ABBAが好きな人には最高の作品でしょう。
とにかく、ちょっとしたBGMまで全て、ABBAの曲をモチーフにした音楽がとことんちりばめられているのですから。

ABBA大ファンのボクにとっては、心から楽しめる作品でしたが、ABBAを知らない人たちには果たしてどうなのでしょう?
ボクにはそれを客観的に判断する物差しはありません。
ただ、ギリシャの小島のきれいな海と地中海沿岸特有の白い大地、そして常に明るく青い空の下、どこまでも脳天気で明るい作品を観たいという気分ならば、この作品は十分に満足できると思いますよ。
見応えのある、ハッピーな映画なので、お薦めです。
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
最新コメント
プロフィール

I.Z.

Author:I.Z.
I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

最新トラックバック
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ClockLink

サイトの訪問者数:
現在の閲覧者数: