映画 『ジャニス リトル・ガール・ブルー』

熱狂のど真ん中で、
ただひとつの愛を探してる。
ジャニス・ジョプリン、27歳の肖像。

今も人々を魅了してやまない伝説に包まれた生涯。
ひそかに書き綴られていた手紙が開封され、
今、等身大の「ロックの女王」が私たちの前に現れる-。



映画「ジャニス リトル・ガール・ブルー」


ブライアン・ジョーンズにジミ・ヘンドリックス、ジム・モリスン、そしてカート・コバーン -
「27クラブ」のひとり、27歳にして夭逝したミュージシャン、ジャニス・ジョプリンの生涯を追ったドキュメンタリー映画 『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』 を見てきました。

雑誌の表紙を飾るモデルのような女の子に憧れながら、保守的な生活に急速な革新が巻き起こる時代背景の中でむしろ裏腹に不遇な日々を送ることとなった彼女の学生時代から、伝説のブルース・シンガー、音楽史上最高の女性ロック・シンガーなどと呼ばれるまでに成功しつつも急逝するまでを、彼女が家族や友人に宛てて書き連ねていた手紙を織り交ぜながら、姉弟や関係者へのインタビューで追った作品。
心の底から魂の限りを振り絞るように発せられる愁いを帯びた独特な歌声の裏側には、こんな過去やそういった彼女の考え方や強い心情があったのかと知らされ、あの素敵な歌声にさらに魅力が増します。
家族でもなく自分の部屋でもなくライブのステージの上で歌うことだけが、自分が自分でいられる時間だった彼女。
エンディング近くで、卒業後十年を経て開催される高校の同窓会を前にしたインタビューでのコメントと実際に同窓会に参加して改めて感じた疎外感の中、孤独で寂しそうな表情で語る彼女の様子がとても切ない。
何か悪いことをしたわけでもないのに、彼女には帰れる場所、心安まる場所がない…。

本当は繊細で傷つきやすいひとりの女性が自分に正直にどこまでも自分に正直に生きていく姿を見て、多くの妥協をしながら今日を漫然と生きていくボクたちがなぜか勇気を与えられてしまうという、このなんともやるせない気分と腹の底がわずかに震える自分自身への苛立ち…。
ハスキーヴォイスやシャウトが特徴的ですが、感情豊かなで圧倒的な歌唱力と、ステージ上でのキュートな表情がなんとも素敵。
たまらず、帰り道でサウンドトラックを買い求めてしまいました。





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