スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画 『人生はマラソンだ!』

《ものがたり》
ロッテルダムで、自動車修理工場を営むギーア。従業員は、ニコ、レオ、キースの中年3人組と、移民の若者ユース。男たちは昼から缶ビール片手にカードゲームに興じ、マジメに働いているのはユースぐらいだ。そんなある日、ニコが税金の督促状の束を発見。ギーアは皆に経営不振を隠していたのだ。滞納した税金を支払うために、ギーアたちはスポンサーを口説き落として一か八かの賭けに出る。それはロッテルダム・マラソンに出場し「全員完走出来たら借金を肩代わりしてもらう。完走出来なきゃ工場を譲る」というもの。元マラソン選手のユースのコーチの下、スポーツとは全く無縁だった4人は、マラソン完走に向け、練習を開始したのだが……。
はたして4人はフィニッシュラインに辿り着くことが出来るのか?
スタートの号砲は鳴った!



映画 『人生はマラソンだ!』


子どものころに父の書棚の隅にあったサトウサンペイの漫画集。その中に、突然ジョギングを始めた会社の上司に部下が「なぜ走り始めたんですか?」と問うという4コマ漫画の一作がありました。
その質問に対して最後のコマで上司は「その時が来たらわかるさ」といった返事をします。
軽妙で明快な漫画ばかりのサトウサンペイ作品の中にあって、その他とは違う哲学的な一作が妙に印象に残ったものですが、今ボクが主に週末にかよっている近所のスポーツジムでも会員のほとんどは中高年で、ボクと同じくらいかそれより上の年齢の方々が、日々身体を動かしてトレーニングに励んでいます。
皆さんは一体どういう理由で身体を動かしているのでしょう?
40年以上前に読んだ漫画のセリフが、今改めて思い出されます。

毎日をふつうに生きる一般的で平凡な中高年にとって、正直なところ、未来は明るく輝けるものでもありません。
今後なにがどう変わっても、取り立てて大きな変化はないでしょうし、いまさら変われと言われても無理が生じます。
家族は養っていかなければならないけれど、仕事や日常ではもはや劇的な変化は求められないし、むしろ変化を求められるような事態には陥りたくないというのがホンネ。
ぜいたくではないものの満足な生活ができているという軽い見栄を張りつつ、日々を無難にやり過ごしていっているというのが実情ではないでしょうか。
そんな中高年の立ち位置は、日本もオランダも違いはないようです。
なのに、なぜか走り始める中高年…。

日々だらだらと作業をして、仕事上がりに一杯やって帰っていくというマンネリの日々を過ごしていた自動車修理工場の経営者であるギーアを含む中年4人組。
ひょんなことからそのギーアが税金を滞納していたことが発覚して、スポンサーを募ってマラソン大会に出ようというストーリー。
工場で働く仲良し4人組が、もうひとりの従業員、ユースを交えて5名が意外なチームワークを発揮します。
ランニングを始めてから少しずつ変わり始めるそれぞれ4人。
変化は4人だけにとどまらず、周囲の人々にも波及していきます。
一念発起と情熱は、その当初の時期こそ理解されずにぎくしゃくすることもありますが、やがては周りもその変化に巻き込んで一体感が生まれてくるようです。

実際のロッテルダム・マラソンと同時に撮影されたという大会挑戦のシーン。
たくさんのランナーひとりひとりに、それぞれの走る理由があるのだろうと想像します。
エンディングはちょっと意外な展開でしたが、中高年の “やるときゃ、やるよ” という姿と “とは言っても、うまくいかない時はうまくいかないんだよ” という姿、そして、練習を積み重ねていくうちに垣間見えるようになる純粋な笑顔と真剣に生きる姿を、しっかりと拝見いたしました。



関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

Re: 焼酎学生さま

タイトルは、もうこれしかないというものですね。
映画本編の中で、「30kmを越えて、残りは根性で走り切れ」というセリフがありました。
やっぱり、最後は気合いなのか?
ボクなんかは、今どの辺を走っているのかもわからないのですが、すでに気合いだけで走っている気がします。
お互い、完走しましょう!

Re:yuusuke320さま

「団塊ボーイズ」
ボクはあいにく見逃しましたが、コンセプトは似た映画だと思います。
結論の差に、各国のとらえ方の差や国柄が出るような気がします。

No title

「人生はマラソンだ!」まさにその通りですね。
ずいぶん過酷な道を無事に走ってきたボクが、今35キロの登り坂をあえぎながら走っています。
妻を始めとする数少ない家族の、暖かい声援に支えられながら。
東京オリンピックを観てからのゴールを目指しています。

お邪魔します。

この映画は観てませんが読み進めるうちに08年に観た「団塊ボーイズ」なる映画を思い出しました。
人生に行き詰った中年男4人組が、愛車のハーレーでアメリカ横断の旅に出るロードムービーです。
いかにもアメリカ的であり、あきらかにアメリカらしい映画でした。
最新記事
最新コメント
プロフィール

I.Z.

Author:I.Z.
I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

最新トラックバック
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ClockLink

サイトの訪問者数:
現在の閲覧者数:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。