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春分の日に北アルプスを眺めに行く…その4

約6kmの道のりを歩き切って、ついに、栂池(つがいけ)高原の玄関口、白馬大池駅に到着です!
途中、ひと駅目の信濃森上駅から別行動をしていた遊助御大が、温かい缶コーヒーで出迎えてくれました。

ここからのつづき



白馬大池駅

立派な駅舎こそあれ、単線の線路に沿って6両編成の電車が停まれるプラットフォームが一面あるだけの白馬大池駅は、Wikipediaによれば2007年の記録で1日平均15人の乗車人員しかいないのだそうです。
降車客は含まないというデータだということなので、この駅で降りて他の駅から乗って帰っていく人たちは多いのだろうとは思いますが、とにかくその程度しかこの駅で電車を待つ人はいないということで、当然、待合室に暖を取れるような装置は何もありませんでした。
上着や帽子に積もった雪を払い落とすと、もうそれ以外、なにもすることがありません。

一日にたった10往復の電車しか来ない駅。
来ないから乗らない、乗らないから走らせない-
JR大糸線も、そんな悪循環のまっただ中にあるのでしょう。

青春18きっぷ利用者のボクたちは、電車が来るならば乗る鉄道利用の流浪の民。
幸い10数分で到着した南小谷(みなみおたり)駅行きの電車に乗り込むことにしました。

JR大糸線 E127系電車

電車はJR東日本のE127系。
この雪の中、ほぼ定刻の到着というのは、じつに見事です。

JR大糸線 車内

車内は予想通り、がらがら。
それでも、こんな天気の中、利用者が全くいないというわけではないことにちょっと安心しました。
清潔な車内の、快適な乗り心地の電車。

南小谷駅手前 車窓の風景

曇る窓ガラスから真っ白な外の景色を眺めながら、走りだしてしまえばわずか10分ほど、
南小谷駅に到着しました。

南小谷駅

南小谷駅

さて、ここからあとはどうしましょ?
大糸線をさらに北上するにも、あと1時間以上列車はありませんし、松本駅方面に引き返すにしても1時間半ほど電車の便はありません。
この雪の中、歩いてどこかに行くというのもちょっと無謀です。
ともあれ、1時間ぐらいの完全自由時間が生じているので、その間に考えることにしましょう。

JR南小谷駅は、大糸線の途中駅ではあるのですが、ここから先、糸魚川(いといがわ)駅までは電化されていないので、松本方面から来た電車はこの駅が必然的な終点となっています。
一方、糸魚川に向かう列車は、この駅始発のディーゼルカー。
本数はさらに減って、一日に6本しか便がありません。
またこの駅は、JR東日本とJR西日本の境界駅でもあります。
つまり、JR大糸線という一本の路線であっても、今まで乗ってきた電化区間がJR東日本の営業圏内で、ここから先の非電化区間の糸魚川駅まではJR西日本の線路ということ。
ひと駅でも先まで乗れば、JR西日本の区間に足を踏み入れたことになるというわけです。
でも、プラットフォームにはJR西日本のディーゼルカーの姿はありませんでした。
その代わりに、ここまでボクたちが乗ってきた電車が…。

信濃大町駅行き快速電車

「え!? 信濃大町駅行き?」

松本方面に引き返すには、1時間半ほど待って「松本駅駅行き」に乗らなければならないと思っていたのですが、この「信濃大町駅行き」というのは一体…?

駅員さんに訊いてみたところ、土曜日と休日に設定されている臨時の快速電車なのだそうです。
しかも、あと10分ほどで出発。
ならば、これに乗って信濃大町駅まで戻りましょう。

かつてはこの季節、掘り炬燵が置かれていたという待合室に戻って、焼酎学生さん、遊助御大、K嬢の3人に事情を話し、慌ただしく再度改札口へ。
境界の駅にはわずか20分ほどの滞在で、ボクたちは再びE127系電車の乗客となりました。

信濃大町駅行き快速電車 車内


JR大糸線 車窓風景

JR大糸線 車窓風景

JR大糸線 車窓風景

JR大糸線 車窓風景


JR大糸線 車窓風景


降雪の弱まる気配のない車窓風景の中、日の出前に通ってきた線路を、小さな駅には停まらずにおよそ45分。
仁科三湖と呼ばれる青木湖・中綱湖・木崎湖の湖畔をたどって、車窓から見える雪がぐっと減ったような気がしたら、長野県中信地方の中心地、大町市の信濃大町駅に到着です。

信濃大町駅

《つづく》


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Re: 焼酎学生さま

当事者ながら部外者の目でも楽しんでいただけているとのこと、光栄です。
御大からのコラムも楽しみですね。
もうしばらく続きますが、なるべく早く大団円までたどりつきたいと思っています。

No title

素敵なレポート!ボクはまるで部外者の目で、写真と記事を楽しんでいます。
お忙しいでしょうが、次回も楽しみにしています。
遊助御大からは彼独特の、旅行記ではないコラムが届きました。
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こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

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