ボーイング747型 ジャンボジェット機

弥生三月に突入。
寒い冬を経て、ようやく暖かくなる兆しを感じ始めるこの月は、別れの時期でもあります。
勤務先でも、四月から新天地を求めるべく年度末のこの時期に仕事場を離れていく人たちが何人かいて、退職前の有給休暇の消化などから、三月は職場からじりじりと人が減っていく月だったりもするのです。
そういった方々は次の新天地を求めて旅立っていくわけですが、今年の三月はそれは大きな存在が姿を消す月でもあるということをご存知だったでしょうか。

FINAL 747

全日本空輸(ANA)のジャンボジェット機、ボーイング747型機が、この3月31日のフライトを最後に引退してしまうのだそうです。
日本航空(JAL)のジャンボは既に3年前の2011年2月28日で引退しており、今回の全日空での退役が日本の航空会社からの引退ということになり、それはまた、両翼に合わせて4機のジェットエンジンを備えた飛行機が日本の航空会社からいなくなるということでもあるのだそうです。

1970年に登場したボーイング747型機は日本でも同じ年にすぐに導入されて、欧米から遙か離れた日本からでも大勢の人々が安価で海外に出かけて行くことを可能にした飛行機でした。
やがて国内各地を結ぶ路線にも就航し、国の内外を問わず、空輸の主力機となり、それがひいては日本が極東の小国から世界の先進国のひとつに仲間入りすることになっていくという日本そのものの発展にも大いに貢献した飛行機であったということは、誰もが認めることだと思います。

思い返せば、ボクが初めて乗った全日空の飛行機もボーイング747型機でした。
1992年10月末日、ニューヨークから成田までのフライト。
あまり乗り慣れているわけではありませんが、それでも日本航空とはどこか違って、若々しさと爽やかさの感じられる機内サービスが印象的だったという記憶が今でも鮮明に残っています。

日本の空で40年あまりに渡って大活躍してきたそんなボーイング747型機。
その最後を飾るのは、両翼の先端がちょっとだけ上に跳ね上がったウィングレットが特徴の、ボーイング747-400D型。
空力性能の見直しや低燃費で高出力なエンジンの導入、操縦系統の革新などにより、「ハイテクジャンボ」と呼ばれた、進化したジャンボ機なのだそうです。

機首部分が2階建てになっていて胴体から少しだけ頭が飛び出している大きな機体に4つのエンジンを備えた堂々たる体躯が、いよいよ見られなくなるのかと思うとちょっとさびしい気もしますね。

全日本空輸 ボーイング747-400D 「ピカチュウジャンボ」機

あまり飛行機に乗る機会もない最近なので、最後にジャンボジェットの姿をしっかり見たのは3年半前の2010年9月のこと。
機体記号 JA8957、全日空の 「ピカチュウジャンボ」 でした。
この機体も、それから3年後、昨年9月30日に既に退役しています。

たくさんの人たちに愛されて、多くの人たちの夢を運び、いくつもの夢を叶えてきたボーイング747型 ジャンボジェット。
別れの三月、最後にもう一回だけ現役のジャンボジェットの姿を見ておきたいな、なんてふと思った今日でした。


関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

Re: 焼酎学生さま

そうでしたか、ジャンボに搭乗したことはなかったのですか。
残念でしたね。
逆に、ボクは初めての渡航からもうかれこれ15年以上前の、仕事で行った最後の海外まで成田空港から旅だったり帰ってきたりした時は必ずジャンボジェットでした。

帰国時の日本そば、確かに美味しかったですよね。
ボクは2回しか食べたことはないのですが。(笑

No title

1970年代、僕は繊維技術指導で海外各地へ出張しましたが、ジャンボ機に乗る機会には恵まれず、残念でした。
伊丹空港での展示会(?)で、ジャンボ機内見学はしましたが。
食事は100%現地のものを好んで食べましたが、帰国のJAL機内での日本蕎麦は美味しかったです。
最新記事
最新コメント
プロフィール

I.Z.

Author:I.Z.
I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

最新トラックバック
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ClockLink

サイトの訪問者数:
現在の閲覧者数: