「二度見」と「リスペクト」

モモアカノスリモモアカノスリ
イセタカくんモモアカノスリ


あれ? 一羽だけ作り物じゃない?
何気なく一度見て、視線を外したあとにふと何かを思って見直すこと、
最近の言葉で「二度見(にどみ)」というのだそうです。
ふーん、と眺めて視線はもう別のものに移ったはずなのに、
えっ? ともう一度見直すこと、ありませんか?
…そうです。それが「二度見」です。

もうひとつ、ここのところ耳についていた最近の言葉に、「リスペクト」というのがあります。
「自分は、ボブ・ディランをリスペクトしているんですが…」
特にミュージシャンやアーティストがよく使う言葉で、「尊敬している」とか「敬意を払っている」という意味合いを持っています。

先日眺めていた本に、よく知る英単語をその組成から紹介している箇所がありました。
そこにあったのが、この「respect(リスペクト)」という単語。

気持ちや意見などを「尊重する」「尊敬する」という動詞の意味に続いて、「尊敬(の念)」「尊重する気持ち(態度)」という名詞での意味が紹介され、それに続いてこう書かれていました。
『re(二度)+spect(見る)』

re-turn(リターン)、re-peat(リピート)、re-cycle(リサイクル)。
「re」には、二度、再び、もう一度といったニュアンスが含まれます。

一方の「spect(スペクト)」という言葉からは、「spectacle(スペクタクル)」という単語が想起されます。
「スペクタクル」。
『ベン・ハー』や『十戒』、『クレオパトラ』に『アラビアのロレンス』など、1950年代から1970年代にかけて、シネラマビジョンなどといったワイドスクリーンで豪華絢爛で壮大なシーンを見せる超大作の作品を「スペクタクル映画」と呼んでいました。
「spectacle」には、見世物や壮観、光景という意味があります。
また「spectacles」と複数形にすると、メガネという意味もあります。
「spectate」は、観覧する、観戦するという意味の動詞で、「spectator」は、観客や見物人、傍観者、目撃者といった「見る者」という意味があります。

「尊敬する」という意味の「respect」
『re(二度)+spect(見る)』って、「二度見」ということですか?

respect


単語の成り立ちを知ることは、なかなか興味深いことだと思います。
なじみのない英単語も、感覚的に理解できるような気がしてくるのです。


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Re: 焼酎学生さま

きっと、語っている本人には、「リスペクトしている」という表現は「尊敬している」ということとはちょっと違うと思っているはず。
その人となりの考えに基づいた表現について、結果的にカタカナ英語になってしまう場合などもあるでしょう。
言葉は生きていますから、それはしかたのないことなのかもしれません。

でも確かに、客観的には「尊敬している」の方が理解されやすいとは思いますよね。

No title

さすがはI.Zさん!英単語解説の「re解説」よく分かります。
でもボクはカタカナ英語の氾濫が嫌いです。
「リスペクトしている」よりも「尊敬している」のほうが、1億人に即理解されます。
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