「赤マンボウ」 を食す

アカマンボウ(赤翻車魚、学名:Lampris guttatus 、英名:Opah)とは、アカマンボウ目アカマンボウ科(Lampridae)に属する深海魚。別名、マンダイ。体型はマンボウ(Mola mola)に似るが、マンボウの仲間ではない。リュウグウノツカイに近縁の魚である。

Wikipedia アカマンボウ より



立ち飲み処


東京下町の酒場で夕食。
串揚げや牛もつ煮込みなどいかにも酒のあてという肴を選ぶ中で、メニューに「赤マンボウのお刺身」という見慣れない一品を発見。
お店の兄さんに訊いてみたところ、「あの大きいマンボウじゃなくて、ちょっと小さいヤツなんですけど。醤油じゃなくて、ポン酢をつけて食べるのがいいですよぉ」とのこと。
ならば試しと注文して、出てきたものがこれでした。

赤マンボウのお刺身


味も柔らかさも見た目も、カジキマグロのような感じでした。
ボクもカミさんも、ポン酢より醤油の方が好いかなとの感想で、トロのような食感を楽しみました。

自宅に戻ってから調べたところ、この「赤マンボウ」はいわゆる “代用魚” として扱われる、つまり別の魚の名前で提供される魚なのだそうです。
ボクの食べた印象の通り、マグロやカジキの代用として使われ、ちょっと見かけたサイトでは、ネギトロにはもはやマグロの中落ちなど使っていないといった表現すらありました。

ボクはこの「赤マンボウ」を初めて食した気分になっていましたが、回転寿司などでネギトロ巻きや軍艦巻きを食べた時に疑いもせずマグロと思って既に口にしたことがあったのかもしれません。

マグロやタイが高価だからと廉価で提供される “代用魚”。
いわば偽装行為ですが、安価でありつける恩恵は間違いなくあるので、一種の “必要悪” として認めたくなります。
ただ、マグロでないものをマグロですと偽って提供するのはやはりウソをついて商売をしているわけで、ちょっと許したくない気持ちが残ります。
そもそも別の名前で提供される魚自身にとっても本懐ではないでしょう。

このお店ではキチンと「赤マンボウ」として扱っており、好感が持てました。
そしてなにより「赤マンボウ」、お魚としてキチンとおいしかったところが一番の好印象でした。


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Re: 焼酎学生さま

こういった具合に、「赤マンボウのお刺身ですよ」と出していただければなんでもないような気がするのです。
それを、「カジキマグロです」などとウソをついてしまうのがよろしくない。
「赤マンボウ」と言われれば、「へぇ、どんな感じなんですか?」と会話も生まれ、「ポン酢醤油も好いですよ」と薦められれば「じゃあ両方試したい!」と、言葉のキャッチボールとちょっとした知識も得られるというもの-

ビールケースを積み上げて板切れを置いただけのテーブルに脚立みたいな腰掛けも、ちょっと好い感じのお店でしたよ。

No title

「赤マンボウのお刺身」。見たことも聞いたこともない一品ですが美味しそう。
そして、メーカー食品ですら各種偽装が報じられる今、なかなか好感が持てるお店ですね。

Re: yuusuke320さま

ティラピア(マダイの代用)は、オヒョウ(ヒラメのエンガワ)とかカラフトシシャモやキュウリウオ(共にシシャモの代用)と並んで、代用魚としてテレビでも頻繁に取り上げられていますので比較的有名です。
しかし、その名を店頭で見ることはありません。
流通名だといわれている「イズミダイ」ですら見たことはありませんよね。

偽名で売ることがいけないというだけの話ですから、例えば「オレンジジュース(無果汁)」といった表示と同様に、せめて「マダイ(ティラピア)」という表示にでもすればいいのではないかと思いますね。

こんばんわ。

流通名「イズミダイ」なる魚がいます。
外観もクロダイまたは鯛に似て、味や食感も非常に美味だが、スズキ目シクリッド科に属す魚で「ティラピア」と云い、台湾・中国・タイで養殖されてます。
当然、日本でも養殖されて流通してましたが近年鯛そのものが大量に養殖されるようになりほとんど見かけなくなった。  そうです。

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