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映画 『あの頃、君を追いかけた』

《ものがたり》
台湾中西部の町、彰化(しょうか)。頭の中はアレでいっぱい。将来のことを真剣に考えたこともない高校生 柯騰(コートン)と、個性豊かな仲間たちは、くだらない悪戯で授業を妨害する毎日を過ごしていた。
担任からお目付け役を仰せつかった女生徒 沈佳宜(チアイー)を疎ましく思いながらも、次第に胸がざわつき始め…。

映画 『あの頃、君を追いかけた』 公式サイトより

映画 『あの頃、君を追いかけた』 公式サイト


映画 『あの頃、君を追いかけた』


舞台は、1994年から2005年までの台湾。
主人公たちが中高一貫校から大学生活を経て社会人になっていく姿を描いています。
ちょうどボクより10年ほどあとの世代で、また台湾と日本という差もありますが、お互い文化の影響も受け合う隣国のこと、物語の進行がまるで自分の仲間のできごとのように楽しめました。

「あの頃、バカばっかりやってたなぁ」
振り返ればそんな印象だけが思い出されるあの年頃。
ボクも好きな女の子のことばかりを考えていて、そのわりに特にこれといったことはしなかったように思います。
些細なことでケンカしてしまい、でもいざという時にはすぐにでも声が聞きたくなり、そばにいてあげたくなる-
そんな誰にでもある、時が経ってもやけにみずみずしい記憶を映像に仕上げた作品です。

聞けば、ネット小説家として活躍する監督自身の自伝的物語なのだとか。
自らメガホンを取り映像に仕上げていく作業は、それはたいへんなことでしょうけれども、青春時代の再体験・追体験としてものすごく楽しかったのだろうと思います。
“人は誰でも、一生に一度、大恋愛をする”
これはボクがどこかで聞いた言葉で、今やボクの持論とも言えるくらいになっているのですが、監督もきっと同じように思ってこの作品を作ったのでしょう。

最近、作品に共感するということでボクはちょっと悔しさを感じたりすることがあります。
監督や脚本家と同じような体験をしたり同じような気持ちになったりしてきたにもかかわらず、ボクはそれを形として残さず、誰か他人の作品によって形にしてこなかったなにかを思い起こされたり、自分の貴重な経験が他人の映像に少しずつすり替えられたりしていく…。

強い印象を得たのならば、なにかの方法で形にしなければいけない。そして、形にしていくためにはその経験に対して真摯に向き合わなければならない-
あの年頃にありがちな下ネタや無鉄砲な行動、もう一歩踏み出してみろよと言いたくなる焦れったさや自分の失敗を思い出してしょっぱい気持ちや甘酸っぱい気持ちになるシーンなど、若さあふれるストーリーの展開を楽しみながら、その一方で、ボクには一本通ったものがなかったななどということに後悔したりもした、満足の110分でした。



なにかを追いかけるならば、とにかく一本気で追いかけつづけ、なにか形にしなければならない。
…そんなことを、改めて感じた作品でした。

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Re: 焼酎学生さま

青春映画って、いいですよね。
エピソードのひとつひとつが、かわいらしく感じられます。
台湾の空気感が味わえることも素敵なところで、この映画は観ておくべき一本のような気がしたので、早めに劇場に足を運びました。

No title

誰にもあった青春時代の燃える(萌える)思い出。
それを映画や小説で同感して、いっときながらその時代に帰る自分。
老化速度も鈍化すると思いますよ。
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