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映画 『タイピスト!』

《ものがたり》
都会暮らしに憧れて、田舎から出てきたローズは、保険会社を経営するルイの秘書に応募。晴れて採用されるも、ドジで不器用なローズは、一週間でクビ確定に。「ただし-」と、意外な提案をもちかけるルイ。
ローズの唯一の才能〔タイプの早打ち〕を見抜いたルイは、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱く。
ところが、初めての闘いに動揺したローズは地方予選であっさり敗退、その日からルイのコーチ魂に火がつき、鬼コーチとしての特訓が始まる。
1本指打法から10本指への矯正、難解な文学書のタイプ、ピアノレッスン、ジョギング、心理戦の訓練…。厳しいトレーニングに耐えたローズは地方大会を1位通過、全仏大会のために夢のパリへと乗り込む。
そこには、3度目の防衛を狙う恐るべき女王が待ち受けていた-。



映画 『タイピスト!』


パステルカラーに彩られた小粋でオシャレで、フランス映画なのでやっぱりちょっとエッチなところもあって、でも脳天気でキュートなロマンティックコメディ-。
ここのところ、こういう作品が見たいと思っていたところだったのです。

第二次世界大戦からだいぶ復興の進んだ1950年代のフランス。
女性の社会進出が始まった頃というのが社会的背景なのだろうと思います。
そんな中で都会に憧れるひとりの女性を主人公にした、フランス版 『マイ・フェア・レディ』。
階級社会でお嬢様に仕立て上げられていく 『マイ・フェア・レディ』 の話と違うところは、タイプライティングという仕事につながる技術で、現代でも共感しやすい “スキルアップ” や “スポ根” のサクセス・ストーリーに仕上げたという点。
一切ひねりのない展開や想像していたとおりの筋書き、そしてもちろんわかりきった大団円を迎えるという脚本でも、それらを全て許せるだけの映像があるので、終演後には幸せに満ちた気分で席を立つことのできる作品です。

そんな軽い印象の映画ですが、野暮ったい田舎の娘からタイピストとしてだけでなくひとりの女性としてみごとに花咲く主人公のローズや、そのローズをトップタイピストに仕立て上げるルイの大戦下での経験を経て若干屈折した性格になってしまった様子、さらにタイピストの女王を取り巻く人々や状況、都会と地方の差など、細かな部分までしっかりと作り込まれているところも実はしっかり見ておきたいところ。

ハリウッド映画の華やかさとはまたちょっと違う、レトロでモダン、ハイセンスでロマンティック。
そうそうそれから、リズミカルなタイプライティングの音が実に印象的で、映像をカラフルに彩るさまざまな音楽と合わせて、とても素敵でかわいいひとときを楽しみました。




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Re: yuusuke320さま

お、見てきたのですね!
そうですね、あの時代もオフィスや公の場で遠慮なくタバコが吸えていた時代。
ボクも気になっていました、ところ構わずスパスパ吸う姿が。
でもそれが、15回だったなんて…。

2日の記事、楽しみにしています。
…あ、ボクの記事のコピペは厳禁ですからね。
御大の言葉でお願いします。(笑

しっかり観てきましたよー

喫煙シーン&カットが15回ありました。
感想は9月2日アップ予定です。

No title

映画 『ぼくの伯父さん』、なんともおしゃれな映画でしたね。
あの頃からしばらくの間は、フランス映画は日本でも頻繁に上映されていたのですが、最近は単館系ばかり。
その中でもこの 『タイピスト!』 は多くの映画館で上映される方です。

映画館で観ておくべき映画だと思います。

Re: yuusuke320さま

「今日も書くぞー」って…、ほとんどが Amazon の商品紹介の文章のコピペぢゃないですか!

No title

アメリカ映画には無いフランス映画の洒落っ気。ジャック・タチ監督兼主演「僕の伯父さん」を思い出しました。

連日のコメント合戦、今日も書くぞー

設定も時代も背景も違うけれど、阿川大樹氏の「インバウンド」がダブリ思いだしました。

リストラ女子“電話応対日本一”を目指す!
あなたがかけた通販の電話。沖縄につながってるって知ってましたか?
東京の商社をリストラされた理美は、沖縄に帰る。しかし、働き口はコールセンターしかなかった。いやいや面接に行ったものの、コールセンターの近代的な設備に圧倒され、働くことを決意する。研修がはじまった。役を演じろ、ウイスキーの顔を作れ! など、はじめて聞かされることばかりに戸惑う理美たち。そして、実務につく日がやって来た。クレーマーにおせっかいおばちゃん、かまってちゃんなど、トラブルにてんやわんや。そんな理美が、会社の代表として「電話応対コンクール」に出場することになる! が、辞めたはずの前チャンピオン先輩だった。手に汗握るコンクールの結末は? 果たして理美は、日本一になれるのか?
知られざるコールセンター業務をディティールたっぷりに描く、クレーマーにも負けないお仕事小説の登場です!

と感想でなく単なる本の紹介で終わってしまいました。

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