「タブノキ」を見に行く

精神的な疲労感のある時、巨木に接すると少しだけ気分が晴れるような気がしませんか。
身の回りに一本でも巨木のある環境って、なかなか好いと思います。

今日は天気が良く光の具合も良かったので、ふだんは通りすがりに見上げるだけの巨木に、カメラを向けてみました。

仙台坂のタブノキ


「仙台坂のタブノキ」
東京品川、大井町から旧東海道に向かう坂の上に、そのタブノキはあります。
高さ約20m、幹の太さは4.5mほど、推定樹齢は300年とのこと。

仙台坂のタブノキ


タブノキは、イヌグスとかタマグスなどとも呼ばれるクスノキ科の樹木。
常緑の艶やかな葉は月桂樹などと同様の光沢があり、そういった葉を持つ木々によって作られた林を “照葉樹林” と呼ぶそうです。
照葉樹林は東南アジアから日本に渡る地帯に分布し、そのエリアに住む人々に共通する文化を “照葉樹林文化” といって、日本の伝統文化の基礎にもなっているのだそうです。

松や桜ほど世界的にも有名な日本の木ではありませんが、これもまた見ればいかにも日本の木といった印象のタブノキ。
しかし、松や桜にはないアジア地域を代表する国際的な広葉樹でもあるのですね。

巨木に触れると癒やされるような気分になる感覚。
その存在に安心できるのは、大地に根ざした物理的な力強さだけでなく、広い地域との結びつきや連帯に包まれる柔らかさも知らず知らずのうちに働いているのでしょうか。

葉の緑は眼にはちょっとまぶしかったのですが、いつもは通り過ぎてしまうところ、今日はしばし見上げてみることにしました。

仙台坂のタブノキ



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Re: 焼酎学生さま

あ、新宿御苑はいいですね。
ボクは子どものころは目黒で育ったので、同じ都内の森でも、林業試験場(現:林試の森)になじみが深くあります。
毎日のように遊びにいっていたので、その時の体験がいまだに巨木に安らぎを感じるようにさせているのかもしれません。

今は緑の少なくない横浜市北部に住んでいますが、意外なことに周辺に森がありません。
宅地化する際にすべて伐採されてしまったのでしょう。
「緑区」や「青葉区」といった行政区分名に浅薄さを感じています。

No title

緑の巨木の下にたたずむひととき。僕も大好きなことで、
年に数回は新宿御苑へ歩きに行っています。
植物の強い生命力が溢れる緑に癒やされます。
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