祝 鉄道開業140年

東京駅


今日10月14日は、明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に新橋-横浜間で鉄道が初めて開業した日であることから、1922年に「鉄道記念日」と制定されました。
(今現在は、1994年に運輸省の提案で、「鉄道の日」と改称されています)

遊助御大 のブログでも、本日付で 日本鉄道の夜明け を取り上げていますが、その中でボクは、なぜ幕末に日本に開国を迫ってきた欧米列強それぞれが蒸気機関車の模型を持参していたのかということについて、なぜか興味を持ってしまいました。

東京駅


ロシアのプチャーチンが模型を持ち込んだのが1853年、アメリカのペリーが横浜で1/4サイズの模型を走らせたのが翌1854年。
そのプチャーチンの模型を基に佐賀藩が作った国産初の鉄道模型はアルコール燃料で動いたらしく、ペリーの模型は人間をひとり乗せて時速30kmほどで走ったのだそうです。
列強が日本に持ち込んだ模型は、単なる立体見本ではなく、実際に稼働するものが持ち込まれていたのです。

世界初の商用鉄道がイギリスで開業したのが1825年、続いてアメリカが1830年、フランスが1832年、ドイツで1835年に初めて開業してからは各地で開業ラッシュとなり、1850年代には中近東にも進出。
プチャーチンが日本に模型を持ち込んだあの1853年には、インドでも鉄道が開業しています。

そういった具合に鉄道の開業が近代化のシンボルのひとつだったので、近代化を名目に開国させマーケットの拡大をもくろんでいた列強にとって、模型は単なる展覧アイテムのひとつでなく、なんとしても日本に売り込みたいという、具体的なプレゼンテーションだったのでしょう。

しかし、鉄道も含めて近代化に向けての動きに対しては反発もあり、その時の日本にはあまりに取り組まなければならないことが多かったのです。
結局、1867年の大政奉還を経て明治政権2年目の1869年にようやく鉄道建設が決定され、そこから3年かけて日本の鉄道はついに開業にこぎつけました。
そして、そのときから140年が経って、今日の日本があるわけです。

プチャーチンの持ち込んだ模型を佐賀藩の精錬方が見て興味を持ったのが1853年ならば、日本の鉄道ファン、いわゆる“鉄っちゃん”の登場から来年で160年。
その精錬方が日本初の機関車の模型を作ったのが1855年ですから、2015年には日本の鉄道模型も160年を迎えます。
日本の鉄道は開業からは140年ですが、その前に20年ほどの助走期間があったということも覚えておかなければならないのだろうと思います。


松田山のシェイ式蒸気機関車
松田山のシェイ式蒸気機関車


この一年間でボクが最も感激した鉄道が、これ。
春に河津桜を見に行った、神奈川県松田町の 松田山 西平畑公園 を走る「お山のポッポ鉄道 ふるさと鉄道」のミニSLです。
実物の1/6サイズも、ホンモノ同様に石炭で走るシェイ式の蒸気機関車。
いやまさか、ここまで本格的な蒸気機関車にこういった場所で出会えるとは思ってもみなかったので、感激しました。

鉄道開業140年、いまだに模型を見て感激することもあるのですね。
模型の話やシェイ式蒸気機関車の話は、これまた、別の機会にでも。


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Re: 焼酎学生さま

美深のトロッコ王国、羨ましいですっ!
岡山県の片上鉄道や石川県の尾小屋鉄道などでも、廃止後も動態保存されているとのこと。
こういった活動には、頭が下がります。

東京駅の写真は、10月8日に撮りました。
祝日でしたので、まだまだたくさんの人出で、短時間ではなかなか思うような写真が撮れませんでした。
ゆっくりご覧になりたいなら、おそらく平日が好いのでしょうね。
赤レンガ駅舎の全幅は、東京タワーの高さよりちょっとだけ長い335m。
広い駅ですから、休憩をはさみながらゆっくりご覧になることをお薦めします。

Re: yuusuke320さま

シェイ型蒸気機関車は、ボクは乗らなかったのでわからないので知らなかったのですが、山腹に敷かれた約1kmほどの線路を20分程かけて走っているのだそうです。

一方の、ペリーの持ち込んだ機関車。1/4サイズだからと言って速度も1/4ということはないと思います。
時速30kmは確かに早い。
実物でも、当時ならば時速60kmぐらいがせいぜいでしょう。
とても子供用の模型とは思えません。

その屋根にしがみついていたという河田八之助。
さながら、幕末のジャッキー・チェン?

鉄道話いいですねえ

改装なった東京駅。一日たっぷり見る機会をいつにしようか迷ってます。
僕の自慢話は、2度も訪ねた北海道・美深のトロッコ王国です。美深線廃線跡の線路4キロを、エンジントロッコで、自分が運転して原野林を走ります。

堂々と御大参上!

本物同様のミニSL、安全を考慮して時速10kmか?
ペリーが持ち込んだ30kmってメチャクチャ速くないかい?
好奇心と目立ちたがり屋で名を残した「河田八之助」
どこにでも居るんですよね。 この手の御仁が。
控え目のオイラとは正反対の河田氏の子孫はこの事実を知っているのだろうか・・・
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