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横浜市電保存館を見に行く

5月19日に、屋外の静態保存で朽ちかけていた横浜市電が復活したという話を紹介しました。
その際、その存在を思い出して、いつかは行ってみようと思っていた「横浜市電保存館」に、行ってきました。

市電が現役だった当時の7系統のルートに沿って、横浜駅東口のバスターミナルから、102系統のバスに乗って30分ほど。
現在は、横浜市営バスの滝頭(たきがしら)営業所の北隣にあるのが「横浜市電保存館」です。

横浜市電保存館 横浜市電保存館


入館料100円を払って入場すると、市電の歴史から実際の車両、また今現在の横浜市内交通の主役である地下鉄まで、幅広く知ることができるようになっています。

市電保存館 市電保存館


中でもメインは、施設名にも端的に表されている、市電展示コーナー。
古い車両から比較的後期の車両まで、7両が展示されています。

横浜市電1000型
横浜市電1300型
横浜市電1500型


全ての車両の内部に入ることができるのが素敵ですね。
木目のきれいな床面は、意外にも、緩やかな起伏がある車両があり、出入口付近の段差を小さくする努力がうかがえます。
また室内灯は、古い車両では丸形の白熱灯だったものが、最後期の1600形では蛍光灯。床面以外では木製のパーツもなくなっています。

横浜市電1300型 室内 横浜市電1600型 室内

横浜市電1600型 “バス窓”


窓ガラスは上段を黒いHゴムで押さえた2段窓、いわゆる “バス窓”。
モダンではありながらも、今となってはちょっと懐かしいデザインです。

横浜市電 路線図


最初の区間が開業した1904年(明治37年)から全廃された1972年(昭和47年)まで、国の近代化に歩調を合わせて発展するも1923年(大正12年)の関東大震災で大きな被害を受けてしまいます。
市電本体ばかりでなく街の復興に尽力して再び発展するも、今度は第二次大戦の空襲で大きく被災し、終戦後に再び復興に尽力します。
しかし、隆興の中でモータリゼーションに負けて、最盛時には50km以上を誇った路線網も、結果的には見直されることなく邪魔者として1972年についに全路線が廃止されてしまいました。
エントランス部分に展示されている年表を追ってみたところ、思いの外、市電の立場は浮沈が激しかったということがよくわかりました。

横浜市電保存館


夏休みのこと、館内には多くの子どもたちが集まっていて、皆思い思いに電車から電車へ走りまわり、運転台に立ったり、木製の扉を開け閉めしたりしていました。
果たして、この来館で市電の存在を知り、興味を持つのかどうかはわかりませんが、いつか何かに気づくかも知れない、何かのきっかけになるかも知れないこういった歴史の紹介と静態保存は貴重な場です。
いつまでも続けてほしいものだと思いました。

横浜市電保存館



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Re: テラゲン合格!さま

室内で、壁から距離が取れない中での撮影は、別付けの広角レンズなどを持っていないボクには、なかなかむずかしいものがあります。
どの写真も、どこかが欠けてしまっていて、ホントは不本意なモノばかりなんですよ。
次回はもうちょっと慎重にアングルを見極めようと、毎回思っているんですけどね。

テラゲンさんも、カメラで撮影、どうですか?

Re: 焼酎学生さま

大阪市電も、なかなか素敵な車両が走っていたようですね。
今も阪堺電車はありますが、大阪市営と阪神国道線も走っていたんですよね。
広島まで乗りに行かれたなんて、焼酎学生さんも、間違いなく“鉄”ですね。

ボクも富山には魅力を感じています。
駅南側の地鉄の路面電車と、駅北側のJR富山港線から生まれ変わった路面電車。
横浜の人たちが全く想像しなかった世界が、富山にはあるような気がしています。

滝頭は、ちょっと不便な場所ですが、お時間を見つけてぜひ。

いいね!

上手く表現できていて、
いいですね!

No title

僕が生まれ育った大阪の市電車両を追って、広島市電に乗りに出かけたのは10年もっと前でした。
今は富山市電の新型に乗る機会を窺っています。
横浜へ出かける用件が1つ増えました。
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