東京シティ競馬にトゥインクルレースを見に行く

昨日は勤務先の有志の企画で、仕事のあとに競馬を見に行ってきました。
大井競馬場「東京シティ競馬」のナイター競馬「トゥインクルレース」。

東京シティ競馬 入場券

午後7時、券売機で入場料100円を払って、生まれて初めての競馬場に、いざ入場です。

出走表 出走表

コンコースの両脇に置かれた出走表。
「競走番組表」というんですね。手に取るだけでぐっと気分がぐっと盛り上がってきます。

メインスタンド裏ここがメインスタンド裏。
WELCOME!
右前脚(!)を挙げて来場を歓迎しているのは、東京シティ競馬のキャラクター “うまたせ君”

「子どものころから近所に来たり脇を通ることは頻繁にあったけど、ここに来たのは初めてだぜ、ぅ待たせ!」

東京シティ競馬

スタンドを通り抜けて、馬場に出てみました。
まだ明るさの残る空の下、第8競走が始まろうとしているところ。
広い空と、カクテル光線に浮かび上がる静かなコースが新鮮です。

第8競走 第8競走

ほどなくして発走。
向こう正面を駆け抜けた馬たちが、コースを右回りにメインスタンド前のメインストレッチまで来るのはあっという間。
先頭の馬が4コーナー出口に差し掛かるころから、場内に歓声が上がりはじめ、ゴールまでの数秒は今までの静寂がウソのように、観客それぞれが立ち上がり、熱く吠え、そしてゴール。

第8競走 第8競走

歓喜とため息の混じる不思議な余韻を残して、馬場はふたたび思い思いの静けさに戻っていきました。
他のスポーツでは感じたことのない、不思議な空気感です。

敵味方1対1ではない複数の中から、好き嫌いが基準ではない“勝ちそう”な馬+騎手を選んで、しかも単なる応援ではなく、お金を賭けるという世界。
ボクは純粋に、東京の空の下、馬が一生懸命走る姿が見たいとだけ思って来たのですが、スタンドにいる人たちの求めていることはやはりそうではないようですね。
勝ち馬を予想して幾ばくかのお金を投資、勝ち負けのスリルを味わうのも、楽しいことはよくわかります。
でも、どうやらボクの性にはあいません。
同行の同僚たちが勝馬投票券を手に、耳に鉛筆、競馬新聞に見入って予想を立てる中、ボクは場内をうろちょろして独特の雰囲気を楽しんできました。

イルミネーション 馬車
メインスタンド 返し馬

日もすっかり暮れて、第9競走は「ヘルクレス座特別競走」
今日の全11レースの中で最長の、1,800mを走って争うレースだそうです。
発走のゲートがメインスタンド右手の4コーナー出口からすぐの辺りに用意されていましたので、近くで見てみることにしました。

ゲート
出走前 出走前
出走前 出走前

出走前のウォーミングアップ“返し馬”も終えて、あとはゲートに入って走るだけ。
そしてファンファーレが鳴って、発走です。

第9競走

第9競走
第9競走
第9競走

スタートから1分半ほど、馬たちは1周1,600mのコースをまわって、再び4コーナーからメインストレッチにやって来ました。
コース脇のフェンスぎりぎりに立って見るボクの横で、いつからこの会場に来ているのか、酒でもうすっかりできあがっているよろよろした足取りのおじさんが急にフェンスににじり寄って、大声で叫び始めました。
「マトバ~! マトバ~! 行けぇ、マトバ~!」
…あー、騎手の名前を叫んでいるのね。

でも、おじさん残念。
1着は坂井英光騎乗の8枠12番、コジロー。
おじさんが叫んでいた的場文男騎乗の5枠6番のキョウワオリオンは3着でした。

同僚たちに合流して第10競走に臨みます。
同僚たちはまたしても、締め切り時刻ギリギリ真剣に予想。
そして、ボクはスタンドから高みの見物。

競馬に詳しい同僚の説明によれば、第10競走は今日のメインレースなのだそうです。
そこで改めて出走表を眺めてみると「第2回 優駿スプリント競走(SⅢ)」とあります。
聞けば、重賞レース。
出走表にはコース最大出走頭数16頭の名前が並んでいます。

第10競走 第10競走

距離1,200mは、2コーナーを抜けた向こう正面からスタートして、コースをU字型に走ってゴール。
コンパクトデジカメでは、遠いゲートはなかなかきれいに撮れませんね。

第10競走

4コーナーを回ってメインストレッチでラストスパートをかけるころには、スタンド前にこんな人数が…。

第10競走 第10競走

そしてゴール!
またあの独特な、歓喜とため息の混じる不思議な空気が漂います。

表彰式 表彰式

レース後は重賞レースらしく、表彰式がおこなわれました。
表彰式には、なにかのイメージキャラクターということで、アイドルグループの「YGA」が登場。(YGAって、誰々?)
優勝の5枠10番ゴールドキャヴィア騎乗の御神本 訓史(みかもと のりふみ)騎手は、足首骨折から7か月ぶりの再起戦で復活劇を飾ったのだそうです。

第11競走
第11競走 第11競走
第11競走
第11競走 第11競走

続く最終レース、第11レースもスタンドから観戦。
間もなく午後9時という、午後8時50分出走は、川崎競馬場と並んで、日本で2番目に遅い出走時刻なのだそうです。

全レース後の 東京シティ競馬


夏至から間もない、湿度が低く涼しかった昨日の晩は、そんな時刻でもまだまだ宵の口。
研究の成果か偶然か、運か実力か…。
数100円を1,000円ちょっとに増やした先輩社員たちを冷やかしながら、競馬場をあとにしました。
その後、同僚たちは酒場に向けて消えていきましたとさ。

賭け事には全く興味は湧きませんが、あの静かで広い空間で各レースゴール前15秒の狂気とゴール後の独特の空気、そしてなによりそんな人間たちそれぞれの思惑など関係なく、真剣に走る馬と騎手の姿、そんなのが良かったですね。
日中も含めて、またいつか行ってみてもいいと思いました。

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Re: yuusuke320さま

おや、意外ですね。御大もギャンブルはなさらないと!

実はボクがこういった場所に行ったのは、英国でドッグレース(犬の競走)が初めてで、今回はそれ以来でした。
ドッグレースは、犬の前方をネズミのぬいぐるみが猛烈な勢いで走って、それを彼らが追うという、これまた面白い仕組みでした。
「パパイアマンゴー」という面白い名前のワンコが出るというので£1(1ポンド:当時約180円)を賭けたら見事に勝って、£1.2払い戻しされたというビギナーズラックがありました。

ばんえい競馬については、今年の初めにNHKで「大地のファンファーレ」というドラマが放映されて、それを見ていました。
なかなか感動的なドラマでしたね。
キョン2の映画ですか? ちょっと気になりますね。ふむふむ…。

Re: 焼酎学生さま

縁遠い世界への社会勉強、なかなか楽しいものです。

年一回の旧友との闘い、いいですね。
素敵な恒例行事だと思います。
宿泊代と交通費、取り返せる可能性があるのなら確かにがんばりますよね。次回の健闘もお祈りしております。(笑

賭け事は、性にあいませんねぇ。
実は、計算だけでなく歴史上の年号を覚えることなども含めて、数字を扱うことが極端に苦手です。
仕事上でも、ごく身近な経理処理でも不得意ですし、カンマがふたつ以上ある数字など単純に読むことができません。
ですから、競馬も、単勝はまだしも複式の連勝などその仕組みが理解できませんし、オッズなんて…。

賭け事ができないので小さい人間のままなのかもしれませんが、まあ今の通り、地道になんとか生きていけています。(笑

Re: kyさま

こちらこそ、いつもありがとうございます。
競馬場は、社会勉強というか人生経験のひとつというか、ともかく一回行ってみるにはいい場所でした。
一般の人はなかなか着ないようなセンスの服を着たコワモテの人が、まるで試験に挑んでいるかのように、鉛筆片手に真剣な眼差しで勝馬投票券のマークシートに書き込む姿が見られたり、ですね。
賭け事抜きで、一度出かけてみるのも面白いと思います。

ホタルも良かったですよ。
最初に行った日は結局入館しませんでした。「もしかしたらkyさんも来てるかな。だったら悪いなぁ」なんて思いつつも、あの人数ではリタイアせざるを得ませんでした。
中でゆっくり眺めるような施設ではなかったですね。
でも、ゲンジボタルとヘイケボタルのゾーンはキッチリ分けられていて、長くゆっくり光るゲンジと短くぴかぴか光るヘイケの違いはよくわかりました。
また見に行ってみたいものですが、もうそろそろ季節も終わりですかね?
…確かに、もう7月ですね。

こんばんわ。

 相変わらず丁寧な実況中継と解説を楽しく読ませてもらいました。
 YGAの5人組の写真を拡大してみると偶然にも5人とも髪飾りや帽子を被っているように見えましたよ。 さらなる拡大のトリミングが見て観たい。

 オイラは30前に半年間「一日一善」の競艇に嵌りました。
 1万円が何レースかで100萬に膨れ上がり最後はパーになり、夢から醒めました。 アノ時100萬が増えていたら賭博人生一直線だったでしょう。 以後幸か不幸か賭博にはいっさい興味が湧きません。

 北海道のばんえい競馬は知ってますよね。
 鳴海章原作「輓馬」で06年小泉今日子の「雪に願うこと」の映画ツタヤで探して見てはいかが?

No title

僕も賭け事は嫌いです。が、旧友たちと年1回の麻雀大会だけは熱中します。宿泊費や交通費が無くなったら困るので。
競馬場、競輪場、競艇場それぞれ1回以上は行ったことがあります。かなり昔のことで、損はしなかったのですが、続ける気は起きませんでした。
今は宝くじさえ買いません。
縁が薄い別世界も、いい社会勉強にはなります。

こんばんは。
いつもありがとうございます。
まずタイトルを見て…イキナリど、どないしはりました?I.Z.さん!!と思いました。競馬??の文字だけが目に入って(笑)
そうだったんですか~よくよく読ませていただいて納得フムフムって感じです。
事細かに優しく丁寧なご説明、感心致します。えぇ、私も密かにチャンスは狙ってましたがイマダ競馬未体験なんですよン(笑)
すっごい中は綺麗なんですってね~一度は行って、意中のお馬さんに賭けてみたいと思っております。←あくまでも社会勉強として(爆)
年の離れた兄は、私とはまた違う質のロクデナシでして、、競馬、賭け事にのめり込み妻、子を泣かし家庭も破滅させた今でもやめられないある意味、中毒、病気でした。。
競走馬のお馬さんてマジ綺麗でイイカラダしてますよね~ただ単にそんな風な目線と乏しい会話しか持ち合わせてない自分です。いつもながら勘弁してくだせぇm(_ _)m
ホタル鑑賞できてよかったですね!!
日々アクティブに日常と非日常を楽しんでいらっしゃってなによりです。
ホタル…全く見なくなりましたョ、、田舎のおばあちゃんの家の川縁で夕方光るホタルを追ったのはもう遠い昔、、ゲンジ蛍はずっと光っているのに対しヘイケ蛍は点滅する光なんですか?
何と優雅で幻想的って…今日のタイトルとは違いました、、失礼致しました。
もう‥7月になったんですね。。
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I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

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