神戸電鉄に乗る…その1

神戸市中心部の「湊川」駅を起点に六甲山の裏手の有馬温泉や三田(さんだ)、また兵庫県中南部の三木市や小野市を、総延長70km以上の路線で結んでいるのが、神戸電鉄です。
大手私鉄とは言えないのかもしれませんが、人口150万の政令指定都市、神戸。六甲山脈の南側に位置する中心部と、その狭い奥行きのない海岸部だけではまかないきれない住宅需要を担う、山脈北側のベッドタウンを結ぶという路線は、大手私鉄に匹敵する大動脈としての役割を十分に果たしていると思います。
そんな神戸電鉄に、10数年ぶりに乗ってきました。

神戸電鉄は、起点駅の「湊川」駅から約400m、たったひと駅だけ神戸高速鉄道線に乗り入れた、「新開地」駅から出発します。
この神戸高速鉄道線は、大阪方面や姫路から神戸市内に乗り入れてくる私鉄各社のターミナルをつなぐ、かつての市電から発展した形の“オリジナルの車両を持たない”鉄道会社。神戸電鉄が「新開地」駅から発着しているのも、それは阪神や阪急、山陽電鉄といった路線との乗り換えの利便性を図ったものです。

神戸電鉄「新開地」駅 神戸電鉄 1300系電車

ここが「新開地」駅、天井の高くない地下駅です。
昭和40年代の雰囲気が漂うこの電車は1300系。この電車に乗って、終点の「粟生」(あお)駅に向かいます。

神戸電鉄 「鈴蘭台」駅までの線路 神戸電鉄 「鈴蘭台」駅までの線路
神戸電鉄 「鈴蘭台」駅までの線路 神戸電鉄 「鈴蘭台」駅までの線路


神戸電鉄の“醍醐味”は、意外なほどいきなりやってきます。
「新開地」駅と同じ地下駅の「湊川」を出た電車は、緩い坂を上りながら地上に出ますが、上り坂はそこで終わるわけではありません。
それどころか、運転席の後ろから前方を眺めるボクの目には、その先に続く上り坂しか目につかないくらいでした。

「鈴蘭台」駅に到着 神戸電鉄 「鈴蘭台」駅


線路は緩いカーブを描きながらひたすら坂を上り続け、「湊川」駅から7.5km先の「鈴蘭台」駅では標高は278mまで達しています。

大手私鉄に匹敵する一面を持ちながら、その大動脈部分に“登山鉄道”の要素も兼ね備えている、神戸電鉄。
独特な個性が感じられます。

つづく
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