東京の空

彫刻家、高村光太郎の妻、高村智恵子は、こう言ったそうです。
“東京には空がない、ほんとの空が見たい” -それは、昭和三年のこと。

そんな東京の空を、昨日の夕方は飛行機の窓から、そして今日は三軒茶屋の駅の上に建つ高層ビルの26階の窓から眺めてみました。
昨日は黄砂に霞んでいた東京の空でしたが、今日は雲が覆っていました。

5月5日 三軒茶屋からの風景


本来ならばこの画像の真ん中には、富士山が見えているはずなのですが…。

昭和三年の時点で、東京の空は早くもスモッグのような大気汚染があったのかどうかはわかりません。
また、早くも高い建物によって大空が切り刻まれていたのかどうかもわかりません。
ただ、その時点で東京はすでに大都市でしたから、もはや空気は澄んでいなかったのでしょう。
東京に馴染めなかったという高村智恵子が、ふるさとの山の上に出ている青い空を思い出していたという気持ちは、都会育ちのボクでも十分に理解できます。

高村智恵子がそんな風に思い続けていた山の上の青い空というのは、福島県の中部にある火山、安達太良山(あだたらやま)の上に広がる空のことなのだそうです。
会津磐梯山の隣にあって、猪苗代町から福島市、郡山市、二本松市などにまたがる安達太良山。
高村智恵子にとって“ほんと”だったはずの青い空が、今はむしろ東京よりも不安な状態にあること、なんとも哀しい事態です。
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Re: yuusuke320さま

GWは、関西で十分楽しんできました。
阪急、神鉄、北条鉄道。
でも、5月2日(月)に京都の梅小路機関区に行ったところ、“平日”ってことで、休館日でした。
やられました…。

5月5日は、黄砂ではなく、曇っていて富士山が見えませんでした。
まあ、三軒茶屋は自宅からも遠くないので、いつでも見に行けますからね、また挑戦してみます。

こんばんゎ 

 GWの関西は鉄道とともに懐かしく堪能しましたか?
 5・5は黄砂で富士は見れなかったようですが、2009.09.28 は快晴でした。
   http://yuusuke320.blog115.fc2.com/blog-entry-864.html
  相変わらずのオイラPRでしたが笑ってスルーしてくださいな。



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