Calling JAF

誕生日を迎えた このヒトたちを連れて、山梨県と神奈川県との県境、キャンプ場がひしめく道志村まで出かけてきました。...
Summer Day Camp



問題は、こんな楽しかった日の帰り道で起きました。
キャンプ場から続く国道の坂道を下り、その先で南に方角を変えた頃、インパネのインディケーターのひとつが点滅し始めたことに気づきました。
なんだろう?
いったんクルマを停めて、マニュアルを見てみると、トランスミッションの異常を示すランプとのこと。
それでも、エンジンは回り続けていて、クルマも走れるので、とりあえず「明日にでも点検してもらおう」くらいの気持ちで走り続けたのでした。
やがて、不意にエアコンが止まり、嫌な気分はいっそう強まったのですが、そこはもうとにかく自宅まであと40kmほど。早いところ走りきってしまおうと、さらにクルマを進めました。

思いの外、順調にクルマは進み、県道から今度は自宅付近に向かう国道に入りました。
残り20kmほど。
3連休中日、夕方の上り線は、それほど混んでいるわけでもなく、それなりのスピードで進むことはできていました。順調に川を越え、バイパスのトンネルをくぐれば、我が家まであと10kmちょっと、などと思っていた時でした。

トンネルの中では、つい先ほど起きたばかりというような追突事故があって、クルマの流れが一瞬停められかけました。
現場を避けるように左車線から右車線に合流した時、さらなる異変に気づいたのです。
あれ、ボンネットの隙間から白い煙、出てないか?

これはもう危険だと思って、安全な場所にクルマを停めるべく、路肩を探し始めました。
とはいえ、ここはトンネルの中。安全な路肩などあるはずもありません。
左カーブから右カーブと、しばらく走るとようやく外の明るさが見えてきました。
トンネルを出たところの信号はちょうど、黄色から赤に変わるところ。
前のクルマがその信号を走り抜けたので、ボクはまず信号で停めて様子をうかがおうとしたのです。
クルマを停めると、ボンネットの隙間から煙はもくもくと立ち上がってきて、その次の瞬間、最悪の時が訪れたのでした。

ボンッ!


映画などで、ポンコツのクルマがそんな音を立てるシーンがあります。
たいてい、ボンネットが開いちゃっていてエンジンから白い煙が上がっていたり、タイヤが4輪ともパンクしていたりする、そんなシーンです。
で、そんなシーンを観ているボクたちは、たいていゲラゲラ笑っているか、少なくともワクワクしながらニコニコしています。

そんなシーンに陥ったこと、皆さん、ありますか?
うひゃぁ!
走らせると危険かもしれないと思いつつも、クルマを路肩の安全な場所まで移動させて、まずはエンジンを止めました。
そう、エンジンが止まったわけではなかったのです。

こんな時は、JAFロードサービスに頼むしかない。
ボクは財布の中にいつも入れているJAFの会員証を取り出して、携帯電話で救援コールに電話をかけたのでした。

すぐに出てくれたオペレーターの女性は、ボクの陥っている事態と今いる場所をていねいに訊いてきてくれます。
「…ただいまの時間、たいへん混んでおりまして、1時間ほどお待ちいただくことになりますが、どうか安全な場所におクルマを駐めていただきまして、お待ちくださいませ」
うわぁ、1時間かぁ…。

その後の策を練るために、このクルマを買い、その後の車検や点検などもお願いしている中古車屋さんに電話をかけたりしている間に、一本の電話。
「お待たせしておりますが、一件の案件が終わりましたので、すぐにそちらに向かいます。あと5分ほどで到着できると思います」

ボンッ!の一撃から20分ほどで、JAFのトラックがやってきて、精悍な隊員さんがひとり、やってました。
「エンジンは動きますか?」
「わかりません。回ると思います…」
「それならば、まずはあちらまで動かしてください。そこまで行ったらすぐにエンジンを切ってください」
「ハイ」
ボクは言われるまま、クルマを移動させました。
そこからあとは実に見事なものでした。

路肩に駐めたクルマの安全を確保してから、クルマのボンネットを開け、ボクが説明した「オーバーヒート」という言葉を元に、タンクに水を注ぎ込んでいきました。
すると、隊員さんの足許に水がこぼれ落ち始めました。
「あー、なるほど」
水の出ている辺りを懐中電灯で照らしてみると、結論が出たようです。

水タンクからラジエーターに至るパイプのうち、ラジエーター側部が破損。
おそらく、経年劣化に伴う損傷で、これはこの場では直りません、と。

中古車屋さんはこの日は休みだったので、翌日以降に修理というダンドリにしました。
そこで、JAFには自宅までクルマを運んでもらうことにしました。
4t車くらいのトラックでしょうか。
荷台を傾けてウィンチを引っかけ、キャンプ用品とワンコ2匹で満載になっている我が愛車を、これまた実に手際よく引き上げると、ボクとカミさんを助手席に乗せ、隊員さんは現場からトラックを出発させました。親ガメの上に子ガメ、その中に うた&らく…。

オペレーターさんもこの隊員さんも、実にていねいかつ迅速に対応してくれました。
ときどきぱらぱらと降ってくる雨も気にせず、無駄な動きが一切なく、また故障の状態を説明してくれる時もむずかしい専門用語などは極力避け、わかりやすく話してくれます。
故障したクルマに腹立ち半分、心細さ半分なドライバーにとって、それでなくともナーバスになっている気分を害するような言動は一切ありません。実に見事なものでした。
その後、およそ30分。我が家の駐車場にクルマを収めるところまで、徹頭徹尾、ていねいな対応をしていただきました。

その後、ひと休みしてから改めて考えると、ふだんは囚われがちの「面倒くさいなぁ」などという、いつものもやもやした気分をあまり感じることなく、クルマの故障だけを真っ直ぐ見つめることができるようになっていることに気がつきました。
それはきっと、JAFの隊員の方のていねいでわかりやすい説明があったからだと思います。
具体的にどこが壊れていて、何を直せばよいのかが明確になっているから、金銭面以外の不安は払拭されたのでしょう。

JAF(日本自動車連盟)の会員になっておいた方が良いと薦めてくれたのは、ボクの父親です。
JAFの在り方や運営方法について、批判があることは知っています。
しかしながら、ロードサービスに関しては、少なくともボクにとっては何の減点要素はありませんし、むしろそのていねいで迅速な対応には素直に感謝、感服したくらいです。
乗って走らせることは好きでも、クルマについてほとんど知識も人的ネットワークもないボクたちにとっては、JAFはとてもありがたい存在だということを、今回痛感しました。

修理と出費には気分もヘコみますが、ボクの大好きな愛車にはもっともっと乗っていたいですからね。
わんこ2匹とカミさんを乗せて、もっともっといろいろなところに出かけたいですからね。

我が愛車
リアゲートのガラスの右端に燦然と輝くJAFマーク


そんなわけで、キャンプの話は、また後日にでも。

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Finished the repair

誕生日を迎えた このヒトたちを連れて、山梨県と神奈川県との県境、キャンプ場がひしめく道志村まで出かけてきました。...Summer Day Camp問題は、...

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Re: No title

> vickeさま
まずは、ABBAみたいなFour B'z、お誕生おめでとうございます!
クルマが直ったらぜひ、パクチー&Four B'zを拝見しにうかがいます。

miniの場合、ラジエータは全て金属製だろうと思うのですが、1990年代~2000年代に移ろうかという時期の大衆車の場合、軽量化のために樹脂製品を取り入れるようになり、我が家のクルマの今回の破損箇所も、そんな樹脂製部分でした。
金属製だと重量から燃費が悪くなり、樹脂製ならば経年劣化と、どっちもどっちの状況です。
出費は痛いですが、まあ、仕方ありません。
新しいクルマに乗り換えるような余裕は全くありませんからね。
合併症や転移、連鎖などがないことを祈るのみです、ハイ。

No title

うわー、B軍団のクルマたち、なんか呪われているのかも。
修理の出費は痛いけれども、
人間、わん公たちはなにもなく、よかったですね。

mini乗ってたときのことですけど、
僕も道のど真ん中で突然クルマがとまってしまった経験があります。
ひどい大雨の日だったので、エンジンルームに水が入り、
どうもプラグコードの微細なクラックから電流がリークしてたみたいです。

あとminiといえば、オーバーヒートを恐れて
真夏でもクーラーなんかかけずに、
ヒーター全開窓全開で走らせてましたっけ。
女房にはめっちゃ不評でしたが…。
ああなつかしい(笑)。

クルマ、直って帰ってきたら、またうちにチビどもを見に来てくださいね。

Re: しばらくしたら

> kamezoさま
こりゃぁ調査した方がいいですよ、絶対。
次はさらに大きな事態に陥る可能性がありますからね。

で、確かに、明日はクルマじゃありません。
全長400m、時速200km以上出る128輪車()で行ってきます。(笑

しばらくしたら

またエンジンが掛かったそうです。
水温も問題なく、警告灯も光らなかった様なので
そのままゆっくりと、自走で帰ってきました。
でも、謎のエンコ・・・調査しないとなあ。

明日はクルマではないでしょうけれど
道中お気をつけて、楽しんできてください♪

Re: キャンプ

> kamezoさま
ホントはキャンプのすったもんだをネタに記事を書こうと思っていたのですよ。
でも、クルマのネタの方が…。

お父様、高速3車線の真ん中車線でエンコなんて、危なかったですね。
周りのクルマの方々と道路公団の方に助けてもらい…って、無事に帰ってこられたんですか?

ウチのクルマは明日から工場入りです。
生まれ変わったクルマで、またどこか行きたいものです、ハイ。

キャンプ

楽しんでいますね~♪
と、思っていたら・・・オバーヒートでボンッ!でしたか!
でも冷静な判断で、二次災害もなかったようですので、ほっ。
大変でしたでしょうけれど、よかったです。ほんとに。

ちなみにウチの父も、中央自動車道の3車線の真ん中で
突然エンジンが止まって動けなくなったそうです。海の日に。
渋滞中だったので、後ろのクルマの方々や道路公団の方に助けてもらい
なんとか家まで帰ってこれましたが・・・まさに、不幸中の幸い。

クルマやバイクは、生き物ではないのですが
歳をとると走行距離に関わらず、あちらこちらに疲労が蓄積しますから
これからも大事に可愛がってあげて、仲良くみんなで
素敵な景色を、たくさん観に行ってくださいね♪
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