恵林寺(えりんじ)

ボクが今年ちょっとハマっている大河ドラマ 『風林火山』
旅の始まりは、「風林火山」武田家ゆかりの、山梨県甲州市塩山(えんざん)にある 恵林寺(えりんじ)へ。
応仁の乱で荒廃したものの甲斐武田氏の菩提寺に定められて以来復興し、その後1576年(天正4年)に武田信玄の葬儀が執り行われたという臨済宗の寺院です。



まずは本堂脇にある「信玄公宝物館」へ。ここには刀や花押といった武田信玄をはじめとする武田家ゆかりのものから、板垣信方や甘利虎泰、山本勘助など武田二十四将の肖像と説明などが2フロアにわたってわかりやすく展示されています。
「これが千葉真一(板垣信方)だな」とか「飯富虎昌(おぶとらまさ)はドラマでもやはり男前の顔じゃない(金田明夫)んだなぁ」などと、日本史にはめっぽう弱いボクは、ドラマをイメージしながら見ていきます。
でも、ドラマ化で武田信玄の周辺人物に親しみは持てても、配役がわからないと全くイメージが湧かなくなってしまうというのは、どうしたものでしょう。ある意味、それ以上深くは理解できなくなる弊害なのかもしれません。

PVかと思えてしまう長尾景虎(のちの上杉謙信)を演じるGacktの演技ばかりが話題になっているこのドラマですが、ほとんどの男優が口を“への字”にしたまま唸るようにセリフを語るというところも、これまたなかなかいい味で、ボクが気に入っているところのひとつです。
口の両端にちょっとだけ力を入れて“への字”をキープしたまま、喉を広げてお腹から声を出して言ってみましょう。い~か~にも、それから さ~に~あらず
こんなことを言っているとすごく気分が昂ぶって楽しいのですが、カミさんからは嫌われます、ハイ。


武田家が織田信長に敗れ、その残党がこの寺に逃げ込んだが故に結局、焼き払われてしまいました。
その際に武田信玄に招かれてここに入寺した僧、快川紹喜(かいせんじょうき)が残した辞世が、三門の両側に記されています。
安禅不必須山水 滅却心頭火自涼
~安禅必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も自ら涼し~
「安禅」は座禅のことだそうです。
座禅は場所を選ぶわけではない。集中しさえすれば火さえも熱くないだろう。-そんな意味でしょうか。
後日調べてみたところ、修行僧とて熱いものは熱い、と。
熱いものを熱いものとして受け入れる心の平穏さを説いたとのことでした。
快川紹喜本人が唱えた言葉ではなく、もともとは禅語のもっと長い言葉の最後の一節なのだそうです。
それを現代の人々はさらに短く「心頭滅却すれば火も自ら涼し」の部分だけ取り上げているというわけです。

この三門をくぐる観光客の多くが大抵、「心頭滅却すれば…」と口に出して唱えているところが笑えました。
さらにいうなら、口に出して言うのはそのほとんどが、男性でした。
それは、なぜ?



AUTHOR: 110rin DATE: 10/26/2007 16:40:26 私の中では「過去は振り返らない。前に進むのみ」の精神なので、もちろん歴史も疎いです(笑
心頭滅却って言葉は知っているけれど、ここに繋がるとは知らなかったですー。
確か、恵林寺って武田信玄のお墓があるんですよね?
行った事あるような気がする(笑
旦那の祖母の祖先が、武田信玄の何たら(ここで既に記憶が危うい)で、三枝って人の子孫らしいですよ。
だけど、旦那は武田信玄よりも織田信長が好きらしい。

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