大鐵 しんかなや に来ました。…その3

大鐵 しんかなや に来ました。…その2から続く
先触れのような電車一本が往復したのちに、電気機関車に牽かれた客車列車がやって来ました。

実は、始発駅の金谷駅には先頭に立った機関車が反対側の先頭に回り込めるような“機回し線”の設備がありません。



また、C11型蒸気機関車はもともとは操車場や貨物駅などでの入換用に作られてあまり力持ちではないために、金谷駅までの登坂や多客時の補助として、電気機関車を補機として最後部(この場合は最前部)に連結しているのでした。
ですからほら、最後尾にまるで引っ張られているようにC11 312がつなげられています。
(この画像だけ見る限りは、右方向に進んでいるように思えますね)





かくして、準備は整えられ…。

遠くに汽笛が聴こえてからしばらくして、蒸気機関車独特のシリンダ+ピストン音が迫ってきて、汽車が大代川に飛び出してきました。


機関車先頭のデッキには
さよなら C11 312 蒸気機関車
という大きなヘッドマークが取り付けられています。


下り坂ゆえに煙突から元気よく白煙を立ち上げるわけでもなく、逆光を避けて橋の南側に立たざるを得なかったゆえに架線柱や電線に邪魔されるなどの支障もありながら、デジカメの連写モードを使ったせいもあって、ひとまずは皆さんにもお見せできる写真が撮れました。



これがC11 312が千頭に向かう最後の勇姿です。
1946年に製造されて主に東北で活躍していたものの1975年に廃車になり、1988年に復活したC11 312の、19年に及んだセカンドライフの終了。
そんな貴重な時に立ち会えて、とても光栄でした。
集積回路の発達のせいもあってこれほどまでのメカニカルな機械も見ることができなくなったのではないかという今どき、これほどまでに美しい機械は見ることができないのではないでしょうか。

汽笛、シリンダ音にロッドの動き、蒸気と煙のニオイ…。
この夏のD51 498に続く蒸気機関車。
今回はあまりに鉄分の濃い企画だったためにひとりで来ましたが、こりゃクセになりそうです。



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