赤城神社の『御神水』

関東平野の北辺、上州は赤城山南麓の三夜沢(みよさわ)にある赤城神社です。
全国に数ある赤城神社の中心的な神社なのであろうと思っていたのですが、ネットで検索をかけてみると、どうやらそうでもないらしい…。
(詳しくは、皆さん自身でお調べください)


その境内、参道から左に逸れたところに水が湧き出す場所があります。
神社の下から湧き出ている水なので御神水と呼ばれ、休日にはこの水を汲む人たちが絶えないのだとか。確かに、この日もペットボトルやポリタンクを持った人たちが列を作っていました。
ボクもクルマに常時積み込んである、ワンコ用の4リットルの(もとはホワイトリカーが入っていた)ペットボトルを持って、行列に参加です。


この画像は、ボクの前に並んでいるオヤジふたりが持ち込んだ空のペットボトル。2リットルのボトルが6本入った箱を4つに、さらに4リットルのボトルが4本で、〆て64リットル(64kg)。
そこそこの勢いで出続けているとはいえ水が出てくる口はひとつしかないのに、いったいどのくらいの時間をかけて汲もうというのでしょうか。列も長くなる一方なのに…。しかもそんなにたくさん、どこでなにに使おうというのか?
遠慮なく、訊いてみることにしました。「どこで使うんですか?」
「あ、いやネ、遠くから来ているものでいろいろ配るわけですよ…」
意外としどろもどろなお応えでした。
ただ、この問いかけが功を奏したのか、ペットボトル1本しか持たないボクを見ると「お先にどうぞ」と親切に声をかけてくれ、お陰ですぐに御神水にありつくことができました。

水汲み場は日陰にあっても、この日はその時刻(午前11時直前)で気温は35度を既に超え、車載の外気温計では40.5度を示していました。神社の石垣から無骨に突き出したパイプから勢いよく出てくる水は、さすがに冷たく、手先を濡らしただけでも充分に気持ち良く感じられました。
さ、さっさとボトルに水を入れてしまいましょう。なんせ、このあと64リットルも入れるオヤジたちやさらにその後にも長い列ができているのですから…。
水の勢いが好いので、4リットルのボトルでも思いの外、早く満たすことができました。
オヤジたちに「お先にぃ~」と告げるとさっそく炎天下の駐車場に戻って、ワンコたちと試飲です。

この酷暑にあって冷たさだけで充分にありがたみはあるのですが、それ以外には取り立てて特徴のない水でした。そう、ふつうの水です。
冷たいことが嬉しい水、そうですね、冷蔵庫で冷やしてある水道水を飲んだみたいな感じとでも言いましょうか…。
器に入れて うたと らくにも飲ませたのですが、彼らは喜んでいましたよ、暑がっていましたから。
御神水とは、特別なミネラル分を含んでおいしいと感じられる水とは違って、水がふつうの状態の水であるという水でした。
なにも心配せずに飲める水、それこそ感謝をすべきことであり、故に御神水なのではないかと思った次第です。
“美味い水より、安心して飲める水”、なんだか水道局の宣伝文句みたいですが、御神水はそんな水でした。
(あまりに暑かったので“水”そのものの写真は撮り損ねてしまいました)


ごくごくと飲んだくせして、実は「飲んでもよい水なのか?」という心配なんかもしておりました。
-水汲み場の脇には、こんな立て札。
後日調べたところによると、地元保健所などでは一度湧かすことを推奨しているらしい。
その“後日調べ”るところまで、ボク自身もワンコたちもお腹を壊したようなこともなかったので、まあ、大丈夫なのでしょう。
『神域からの尊い湧水』だからと言い切って『水道水のように滅菌消毒などはしてありません』けど知りませんよと、水を飲む側の自己責任としているところは、なんとも見事です。
神の水だからお腹を壊すようなことはないという古くからの考えと、口に入るものは全て検査が必要という現在の時代の要請に見事に対応した回答だと思います。
(この湧き水に限らず、市販の水や水道水以外の水を飲む際には、大腸菌等の細菌に注意しましょう)
名水100選などに推挙されているような水ではありませんが、この「御神水」は、なかなか勉強になりました。


AUTHOR: はげ納豆 DATE: 08/20/2007 12:51:45 湧き水フェチのおいーらには、ええ場所でしょうなー しかし、たまにいるんだよね、水も大量持ち帰り組。 ちゃんとルール守って後ろの人に順番廻さないと喧嘩になるぞー(実際なったのを見たことあり)。

おいらも今のところ腹壊したことはないなー
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> ハゲナトゥ~ン
きれいな水に近いところね、わかるわかる。
我が家の周りには、広い公園も川も流れていないので、せめて自然に触れられる場所だけでもほしいですな、我が家の近くには…。
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