長田本庄軒「ぼっかけとろ玉焼そば」

我が家からクルマでそう遠くないところにできたショッピングセンター。
フードコートに軒を並べるファーストフード系のお店の中で、ひときわ行列が長いのがこの「長田本庄軒(ながたほんじょうけん)」です。
名物はオムそばらしいのですが、今回は「ぼっかけとろ玉焼そば」をいただきました。
ここでいう「ぼっかけ」とは、じっくり煮込んだ牛すじとコンニャクのこと。
焼そばの具としては定番の「牛肉+キャベツ」ではなく、キャベツも入っていますが「煮込んだ牛すじとコンニャク」がどうやら売りのようです。

ひとくち食べてみると、やはりちょっと違います。「ぼっかけ」がコクを引き出しているようで、ソースの味いっしょになりがちの焼そばに、なにやら確かなアイデンティティをアピールしているように感じられました。
なるほど…。
それ以外については、特に変わった点はなく、もちもちした中太麺のふつうのソース焼そばです。
「ぼっかけ」の感じは良く確かにおいしいのですが、だからといって格別においしいわけでもなく、行列ができる理由は今ひとつ判りませんでした。
ショッピングセンターそのものが新しいので、“話題の店が来た!”という目新しさからできている行列なのでしょうか?

注文してからできあがるまでそれほど時間がかかるわけではないので、注文したら整理券をわたしてできあがったら呼び出したり、今時のフードコートにありがちのポケベルをわたしたりすることもしていません。
間口3mほどの店頭をカフェテリアのように横に進む間にできあがって、最後に会計をする。ただその人だまりがさらに客を呼んで、行列ができてしまうのだと思います。
店頭の列を進む間、ボクたちは広い鉄板で炒められていくキャベツやそばを眺めているだけなのですが、行列はそういった演出の妙なのでしょうか…?

ちょっと興味を持ったので、自宅に戻ってからインターネットで「長田本庄軒」を検索してみました。
そこでわかったことが二点。
「長田本庄軒」は飲食店舗を数多くの業態で展開する株式会社トリドールの業態のひとつということ、そしてどうやら神戸の長田に「長田本庄軒」もしくは「本庄軒」という“本店”があるわけではないということ。
「ぼっかけ」については特に記述がなく、どういった経緯で「煮込んだ牛すじとコンニャク」に行き着いたのか、どうして「ぼっかけ」なのか、などは全く謎のまま今に至っています。

幅広い業態で手広く展開している企業が、この器(商業施設)に見合ったコマ(業態)を出してきたということなのでしょう。話題を呼んで、成功しているといえるとは思います。
…ですが、ボクは料理やサービスの背景にある“含蓄”もおいしさを増すひとつの要素だと思っているので、これが今ひとつ最高と言い切れなかった理由だったのでしょう。
ファーストフードといえども、ひとつなにか物語がほしかったと思うのは、ぜいたくというものなのでしょうか?
焼きそばそのものはおいしかったのですが、背景にもう少し深みがほしかった一品でした。


AUTHOR: zakky DATE: 07/23/2007 23:43:51 ぼっかけは庶民の味…
あ~、確かに味の濃い「焼きそば」にぼっかけちゃうのは僕も
いただけません。うどんに入れると「ぼっかけ」本来の味が楽しめる
んですよ。
戦後の闇市で、牛肉が高価で手に入らなかったので、それまで
捨ててた牛スジ肉を、何とか美味しく食べることは出来ないだろう
か?という発想から生まれたらしいですよ^^/
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
最新コメント
プロフィール

I.Z.

Author:I.Z.
I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

最新トラックバック
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ClockLink

サイトの訪問者数:
現在の閲覧者数: