旗日の路線バス

大災害の発生で、それでなくとも希薄だった“祝う”という雰囲気がどこかに行ってしまいましたが、それでも昨日は、一年間で15日間ある日本の祝日のうち9番目の「海の日」でした。
もともとは「海の記念日」として制定されていた7月20日が1996年から祝日になった最も新しい休日です。
ハッピーマンデー制度の施行によって2003年からは7月第3月曜日となり、そこで今年は7月16日が祝日になったというわけです。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日なのだそうですが、皆さんも願いましたか?

前置きが長くなりました。
祝日といえば「旗日(はたび)」と呼ばれるくらい、かつては各家庭の門扉周辺に「日の丸」を掲げたものですが、新興住宅地に住んでいるせいもあるのでしょうか、最近はあまり見かけなくなりました。まあ、国旗の掲揚そのものに対する社会的な環境も変わりつつあるようですから、なおさらなのでしょうけれども。
そんな中、むかしから変わらずに掲揚し続けているひとつの例を思い出しました。
それは、路線バスです。

昨日、所用で三軒茶屋に行ったついでに世田谷通りを行き交うバスを撮影してきました。

小田急バスです。
運転席右前に、ちょっと控えめに「日の丸」が掲げられているのがわかります。この場所に掲げている場合、祝日明けにしまい忘れていても、運転席からすぐに抜くことができそうです。
でも、運転中に旗が勢いよく翻ると気になりそうで、運行上問題ありな気がしないでもありません。



こちらは東急バス。「日の丸」は右の額に飾られています。
ピーターパンの羽根か、霊能者が巻いた鉢巻に刺したローソクか…。
そんなちょっとさっそうとした印象です。
まあ、小田急バス同様、これも運転台から抜き差しができる仕様です。

(…ややっ! 後続の小田急バスには「日の丸」がないゾ!)


信号待ちや渋滞、バス停での乗降中などで、旗が翻っている様子が見えないのもなんですから、流し撮りを一枚。
頭の脇にさっそうとハタめく「日の丸」です。


それにしてもなぜバスだけ「日の丸」を掲げているのでしょう?


三軒茶屋に行ったついでに、“限りなくバスっぽい電車”「世田谷線」も見に行ってみましたが、やはり“電車”だということなのでしょう。「日の丸」は掲げていませんでした。
理由を求めてネット検索をしていたら、Wikipediaの「日本の国旗」という記事の中に以下のような一文を見つけました。
日本国内の多くのバス会社では、祝日に休日ダイヤである事を示すため、路線バスの車体に国旗を掲揚して運行している。
電車や高速バス、タクシーなどでは路線バスよりスピードが出るので掲げないという理由は充分に想像し得ることですが、路線バスが掲げている理由は、そんなことだったのですかぁ…。
ならば、電車の場合は改札口や切符売り場に掲げればいいのでは? なんて思ってしまいます。

「年間15日の“特別な日”であることをアピールし、祝日の意味を考えさせるため」など、ホントはもうちょっともっともらしい理由が欲しかったなぁ。
「旗日」と言わしめるだけの理由が…。



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