たまプラーザ駅 点景

たまプラーザ駅 中央改札前

乗り換え路線のあるターミナル駅でもない、複線の上下線の両側にそれぞれ一面ずつのプラットホームのある 2面2線 のごくふつうの駅なのに、この地上3階・地下1階の大天井。

日本で初めて “プラーザ” というスペイン語が使われた街の駅。
開業51年目の、東急田園都市線 たまプラーザ駅 中央改札前。

阪急梅田駅 プラットホーム床面の輝き

阪急梅田駅


毎日おびただしい数の人々が行き交う阪急梅田駅のプラットホーム。
黒く輝く床は、利用者が滑ったりあるいはつまずいたりすることのないように定められた厳しい基準に従って、毎月一回、濃度の濃いワックスがかけられているのだそうです。
利用者を迎えるということに対する企業の想いが強く感じられる輝きです。

臨時特急 「時差Bizライナー」 出発!

現都知事が満員電車の解消を選挙公約に掲げたことに端を発する東京都の「時差Biz」キャンペーンに、もともと朝の通勤時間帯の混雑緩和に関して問題意識があった東急電鉄が手を挙げて走ることとなった、田園都市線の臨時特急「時差Bizライナー」
今日7月11日(火)から21日(金)までの間の平日だけに設定されて運行中。

東急田園都市線 臨時特急 「時差Bizライナー」


午前6時半以降は編み目の細かい布地の如くがっちりぎっしり詰まったダイヤになってしまっているので、もはや改善の余地もなさそうで、しかもその時間帯に利用者が集中しているため「特急」列車の設定は確かにそれ以前の時間帯しかムリ…。
そういった実情を鑑みた、社会実験的な一本となった「時差Bizライナー」

「田園都市線って混んでる上に遅い」という声に対して、停車駅が他社路線との乗換駅だけに設定したのは、他社路線から乗り換えてくる田園都市線の非沿線住民の声の「遅い」を解消し、ライナーが通過する沿線各駅から乗り込む沿線住民には「混んでる」を少しでも緩和しようとする取り組みだと想像できます。
たった八日間ですが、どうか好評価が得られて成功と認められ、早々に定期列車として正規ダイヤに登場してもらえれば、利用者はわずかながらも楽になったと感じ、わずかながらも混雑は緩和され、東急の評価が上がり、東京都の政策にも寄与できるという、“三者一両得” みたいなきれいなオチの付くお話に。

ところで、JRを含めても、他には東京メトロだけしかこのキャンペーンに呼応していないのはなぜなのでしょう。
各社もう、朝の混雑緩和には万策尽き果てているのでしょうか?

四十年近く放置されていた電車を見に行く

ボクが耳にしたいくつかのうわさ話ですのでそれぞれその真偽のほどはわかりませんが、まとめ直して物語にしてみますので、絵空事と読み飛ばしていただければと思います。

何十年か前のこと、子どもたちのために地元にゆかりの電車を展示しようと埼玉県の川口市の児童施設が考えたのだそうです。
川口といえば国鉄時代から京浜東北線沿線の街。
現在展示してあるかつて東北線で活躍していた蒸気機関車の隣に、親しみのある京浜東北線の電車を置いて、楽しんでもらおうということになりました。
そこで、担当者はさっそく電車を譲り受けるために動き出しました。
川口駅を通過してしまう東北線ではなく、慣れ親しんだ京浜東北線の電車を…。
簡単には見つからなかったのですが、見知らぬところから格安で手に入れられそうだという情報。担当者氏は飛びついて、晴れて展示ができる運びとなりました。

施設への搬入当日、トレーラーに載せられてやってきたのは、なんだかちょっと小振りの見慣れない赤い電車でした。
「なんだ、これ?」
誰もがそう思ったその電車は、京浜急行という私鉄で活躍していたデハ230形236号車という車両で、長年活躍してきましたが後進の新型電車と入れ替わりで引退したものだったのでした。

それでも236号は児童施設では大切にされてきました。しかし後年、地方自治体の統廃合や業務内容の見直しに伴って児童施設が廃止されて管理者が代わると、管理保存が行き渡らなくなってしまい、錆や腐食、損壊などは補修されることもなく放置されるようになり、荒廃が急速に進んでしまいました。
それを受けて一旦は解体に向けて予算が計上されたようですが、それすら凍結され、ただ放置されて自然に朽ちていくのを待たれているだけという状態に陥ってしまいました。

236号をなんとかしてほしい。
ファンの間などからは心配して先行きを危ぶむ声が上がっていました。
されど、京急線とは縁のない地のこと、ファンはなんともやりきれない気持ちでいたのだそうです。
縁もゆかりもない地に連れてこられて、結局はさほど親しまれもせずに、保護や管理もされない状況に置かれてしまった236号…。
自治体にしてみれば長さ16mの巨大な産業廃棄物を公園内に放置していることになるわけですから、それは解消しなければいけません。
そこで昨年夏、公募で引き取り手を探すことにしたのです。

それからおよそ2ヶ月、ファンには素敵な展開がもたらされることになりました。
2019年秋に東京都内から移転して横浜市のみなとみらい地区に建設を予定にしている京急グループの新本社ビル、その1階で展示・保存していきたいと名乗りを上げたのです。
そうです。京急に返り咲くことになったのです。

今年4月、京急は正式に236号を整備し、復元をすすめる予定だということを表明。
そしていよいよ今月下旬、236号は40年近く過ごした埼玉県川口の地を離れてふるさと横浜に戻り、ようやくきれいな姿に戻してもらえることになりました。

縁もゆかりもない土地に引き取られて、ホントかどうか真偽のほどはわかりませんが、さほど親しまれることもないまま、あとは朽ちて崩れ落ちる日を待つだけという状況まで追い込まれながら、ぎりぎりのところで生みの親に救われた236号。

京急230形 236号


京急230形 236号 京急230形 236号

京急230形 236号 京急230形 236号

京急230形 236号 京急230形 236号

京急230形 236号 京急230形 236号


写真は5月21日朝の姿。
むかしの電車は駆動系などの足回りと車体の更新時期が異なるものが多く、つまり、車体はそのままに台車やモーターなどだけを新しくしたり、その逆に台車や床下の電機部品はそのままに車体を載せ換えるなどということが頻繁におこなわれていました。
この236号も例外ではなく、元を正せば車齢は80年近くにもなる車両で、その間、車体も足回りもちょっとずつ手を入れられて最初の引退までの約40年間、公共交通の大黒柱として活躍してきました。
それまではメンテナンスを受けていたのです。そしてその後のメンテナンスが受けられなくなっておよそ40年。
工業製品としての役目を終えてから40年。そして空白の40年を経て今度は産業遺産として再起する236形。
どこまで整備されて復元されるのでしょう。
新本社に展示された折には、ボクもその再生された勇姿を見に出かけてみたいと思っています。
実はボクはこの車両が現役で線路上を往来していた時代のことは知らないのですが、どうかきれいに修復されて、今後は末永く保存されていくことを願ってやみません。

台湾の “巡道車” を見に行く

横浜の原鉄道模型博物館に、台湾から鉄道車両が運ばれてきて展示されているというので見に行ってきました。

台湾製糖 巡道車 111号


原鉄道模型博物館 と友好議定を締結している、台湾 高雄市立歴史博物館との企画の一環で、台湾糖業股份有限公司の烏樹林工場内で動態保存されている車両なのだそうです。

かつてより台湾の一大産業であるサトウキビ栽培と製糖。
農園と工場の間に軌道の幅が標準軌の半分である762mm幅の鉄道を敷き、小さな蒸気機関車がサトウキビを満載したトロッコを何両も牽いて輸送していました。
農園ごとに私有の鉄道として敷かれていて、機関車はアメリカや日本から輸入し、貨車や客車は製糖工場内で製造されたものも少なくなく、実にバラエティに富んでいたのだそうです。

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

この111号も台湾糖業の蕭壠(現佳里)工場で1921年に造られたもの。
長さ3.5m×幅1.8m×高さ1.7m、古い駅の待合室みたいな木製車体のこの気動車は、台湾の中で現存する最も古い巡道車なのだそうです。
“巡道車” とは、“巡回車” と訳されていますが、鉄道の見回り検査などに使用される車両のこと。日本の形式でいうならばJR(旧国鉄)風に “キヤ” といった感じでしょうか。
産業用の鉄道ですから旅客用の車両は基本的には所有しておらず、そのため人員を載せるだけのこういった機能本意の車両が生み出されたのだろうと思います。

台湾製糖 巡道車 111号

車内は、ほぼ中央に床からにょっきりと変速ギアのレバーとブレーキのハンドルが立ち上がっていて、おそらくアクセルはエンジンカバーの辺りにペダルがあるのでしょう。
定員12名と車体の側面に記されていますが、乗り込んだ12名の作業員たちのほぼ真ん中に運転手が低い天井に身をかがめながら立つか、ロングシートの真ん中辺りに他の作業員たちと並んで座って、進行方向の窓越しに前方を見ながら操縦していたのだろうと思います。
どちらにしても、フロントガラスからは奥まった位置での操縦ですから、定員以上の作業員や一般客などは載せられないですね。
雨の多い台湾ですが、フロントガラスにはワイパーがありません。

今でも台湾では製糖工場は稼働していて、またこういった鉄道車両たちが活躍していた糖業鉄道を保存して観光用として一般公開しているところも少なくありません。
台湾には、九份や淡水、日月譚、阿里山など訪れてみたい場所がたくさんありますが、こういった糖業鉄道も体験してみたい観光地のひとつです。
一回は訪れてみたい台湾。またひとつ、魅力を見せつけられてしまいました。

台湾製糖 巡道車 111号

※文中、台湾の地名などは読み方表記がわかりませんでしたので、注釈は省きました。ご了承ください。


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こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

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