桜色

桜の染め物は花が咲く直前の桜を切って染料を搾り出すのだと聞きました。
ちょうどこんな状態のものを伐るのでしょうか。
今この木の中は、花をあの色に彩るための染料で満ちているのだそうです。

桜のつぼみ

この春咲いて数日ですぐ散る花も桜色ならば、一度も花は咲かせてもらえなくとも何かに形を変えて末永く愛でてもらえる染め物も桜色。

初めての ぶり大根

ぶり大根


日曜日に分けてもらった 大根 と、スーパーで安売りをしていた 寒ぶり で、初めての ぶり大根。

え? なにが初めてか、ですって?
初めて作ってみたわけです、ぶり大根 を。

ぶり はまず湯通しするとか、クッキングペーパーを落とし蓋にするとか…。
初めての経験も多くありましたが、満足のいくできばえでした。
ごちそうさまでした。



台湾の “巡道車” を見に行く

横浜の原鉄道模型博物館に、台湾から鉄道車両が運ばれてきて展示されているというので見に行ってきました。

台湾製糖 巡道車 111号


原鉄道模型博物館 と友好議定を締結している、台湾 高雄市立歴史博物館との企画の一環で、台湾糖業股份有限公司の烏樹林工場内で動態保存されている車両なのだそうです。

かつてより台湾の一大産業であるサトウキビ栽培と製糖。
農園と工場の間に軌道の幅が標準軌の半分である762mm幅の鉄道を敷き、小さな蒸気機関車がサトウキビを満載したトロッコを何両も牽いて輸送していました。
農園ごとに私有の鉄道として敷かれていて、機関車はアメリカや日本から輸入し、貨車や客車は製糖工場内で製造されたものも少なくなく、実にバラエティに富んでいたのだそうです。

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

台湾製糖 巡道車 111号

この111号も台湾糖業の蕭壠(現佳里)工場で1921年に造られたもの。
長さ3.5m×幅1.8m×高さ1.7m、古い駅の待合室みたいな木製車体のこの気動車は、台湾の中で現存する最も古い巡道車なのだそうです。
“巡道車” とは、“巡回車” と訳されていますが、鉄道の見回り検査などに使用される車両のこと。日本の形式でいうならばJR(旧国鉄)風に “キヤ” といった感じでしょうか。
産業用の鉄道ですから旅客用の車両は基本的には所有しておらず、そのため人員を載せるだけのこういった機能本意の車両が生み出されたのだろうと思います。

台湾製糖 巡道車 111号

車内は、ほぼ中央に床からにょっきりと変速ギアのレバーとブレーキのハンドルが立ち上がっていて、おそらくアクセルはエンジンカバーの辺りにペダルがあるのでしょう。
定員12名と車体の側面に記されていますが、乗り込んだ12名の作業員たちのほぼ真ん中に運転手が低い天井に身をかがめながら立つか、ロングシートの真ん中辺りに他の作業員たちと並んで座って、進行方向の窓越しに前方を見ながら操縦していたのだろうと思います。
どちらにしても、フロントガラスからは奥まった位置での操縦ですから、定員以上の作業員や一般客などは載せられないですね。
雨の多い台湾ですが、フロントガラスにはワイパーがありません。

今でも台湾では製糖工場は稼働していて、またこういった鉄道車両たちが活躍していた糖業鉄道を保存して観光用として一般公開しているところも少なくありません。
台湾には、九份や淡水、日月譚、阿里山など訪れてみたい場所がたくさんありますが、こういった糖業鉄道も体験してみたい観光地のひとつです。
一回は訪れてみたい台湾。またひとつ、魅力を見せつけられてしまいました。

台湾製糖 巡道車 111号

※文中、台湾の地名などは読み方表記がわかりませんでしたので、注釈は省きました。ご了承ください。


トランプ

4種類のマーク×13枚+ジョーカーの計53枚を1セットとするゲーム用カードセットのことを、日本では「トランプ」と呼んでいますが、英語では「Playing card」といいます。

そんな「トランプ」という名前をテレビなどで聞かない日はないという昨今。
もちろん「Playing card」という意味での「トランプ」ではなく、現地時間の今日2017年1月20日(日本時間では1月21日)にアメリカ合衆国第45代大統領に就任した 「ドナルド・トランプ」 (Donald John Trump)氏のこと。

選挙戦の中でも強硬な考え方の発言ばかりでなく、時として差別など忌避的な言動までもが多くの人々から非難されたりするなどしながらも、結果的には多数の人々の支持を得て大統領に就任することになったトランプ氏。
選挙戦の後も過激な発言がつぎつぎと繰り出され、アメリカ国内ばかりでなく世界中が、政治家ばかりでなく経済界までもが早くも巻き込まれて対策を講じる政策変更に迫られ、著名人や芸術家、芸能人たちは反対意見を公表したり、抵抗活動に及んだりしています。

まあ、そういった反対行動ばかりが報道されている感じがしないわけでもありませんが、少なくともアメリカではドナルド・トランプ氏は多くの支持を得て大統領になったのです。
アメリカ合衆国の民意はトランプ氏支持であり、今のアメリカというのはそういう国なのです。

トランプには、スートと呼ばれるスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4種類のマークがあり、それぞれ13枚ずつの主に数字の書かれたカードがあります。
スートはそれぞれ貴族や僧侶、商人、農民を表し、13枚のカードには王様や女王、王子 も含めたさまざまな人々を表しているのだそうです。
4種類のマーク×13枚で、いわば調和の取れたひとつの国、あるいは世界を成していると考えるのかもしれません。
しかしそこに一枚のジョーカーが加わらなければ、それはトランプがカードゲームとして成り立ちません。ジョーカーが入ってこそのトランプ(Playing card)です。

1989年に公開されたアメリカ映画 『バットマン』 で、ジャック・ニコルソンが演じたのがゴッサム・シティの裏社会を牛耳るマフィアから殺人鬼に変貌した “ジョーカー”。
堂々とした体格や立ち居振る舞い、風貌などから、なんとなくボクはトランプ氏にはこの怪人 “ジョーカー” のイメージが重なります。

英語では「Playing card」と呼ばれ、「Trump」とは言わない「トランプ」。
ケンブリッジの辞書によれば、「trump」という単語は “切り札” という意味なのだそうです。
4種類×13枚にジョーカーを1枚加えて「53」枚。
「53」は素数なのだそうです。素数、つまり割り切れない数字。
割り切れない国、この世界にあって、“切り札” となるのか? ドナルド・トランプ氏。
面白くなりそうです。
ゲームは、楽しまなくちゃ。

トランプ


映画 『この世界の片隅に』

《ものがたり》
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。



この世界の片隅に


誰かが差し出した掌のように、丸くて温かく、柔らかくふんわりと始まる作品。
スクリーンにエンドロールが映し出された時、シートに背中を押しつけて身を固くして、ちょっと震えてさえいることに気づきました。
力強い作品でした。
こんなに強く突かれているのに、そこに感じる “この世界の片隅” というタイトルの言葉。

カミさんから「あの映画観た?」と訊かれた意味がよくわかりました。



最新記事
最新コメント
プロフィール

I.Z.

Author:I.Z.
I.Z.と書いてイーズィーと読みます。
こまめというわけにはいきませんが、ちょっとしたことを書き記してみます。

最新トラックバック
カレンダー
01 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
ClockLink

サイトの訪問者数:
現在の閲覧者数: